ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 入院日記:15日目
2004年05月31日(月)


3週間目

明け方何度か目が覚める。
5時に金魚オバサンが発作(?)を起こして目が覚めた。

先生もナースも「自分で作る出している病気なんだから」と素っ気ない。
そういう言い方ってあり?!それを言うならみんな似たり寄ったり。
だってココ精神科でしょ。
脈も血圧も正常らしい。
今日は「じゃあ再検査しましょ」って心電図とレントゲンに連れて行かれていた。
本人を納得させる為らしい。

本当は昨夜帰院してから傷の消毒をして貰う筈だったんだけど、
今朝夜勤が変える前に急いでやって来てガーゼを取り替えていった。
別にどうだっていいんだけどよっ!

男性の看護師は2人いるんだけど、どちらも冷たい印象だ。

昨夜に引き続き身体が怠い。
午前中、頭痛がしていたのでカフェルゴットを貰う。

熟睡感なし。

ところで重大な事に気づいた。
もしも当初の予定通り4月28日に入院していたら、
今の主治医じゃなくて、外来の時からたまに見かけていたヤツだった。
あの時電話に出たのは事務の人でもY医師でもなく、コイツだったんだ。

入院書類の見直していたら、日付の訂正と共に主治医名の訂正もしてあって
気づいた。入院を先送りにして正解だったぜ。

金魚オバサンは検査から戻ってきて、「何ともなかったからお風呂に
入りましょ」と看護師に連れて行かれていた。

アレが本当の“心の病”ってやつなんだと思った。

シーツ交換があって嬉しい日。
私がいる部屋の同室者には、「ハムスターに追いかけられる夢を見る」人や
「水が首まで上がってくる」という人もいる。どうでもいいんだけどさ。

私が入院してから、傍目から見ても症状が良くなった人もいる。
でもヘルパーの調整待ち(?)とかで、家族が退院を先延ばしにしているらしい。

そういえば私が居ない間にウォウォオヤジのリバース事件があったらしい。
夕食時だったって。居なくて良かった。

個室の少女が私をジーッと見て手を振るので、手を振り返してあげたら
どうやら好かれたらしい。部屋の前まで来てジーッとまた見てる。
本を読むフリをして無視した。ストレスになるなぁ。
苦手なタイプだ。いじめられっ子タイプ…たぶんね。
可哀想だけど関わりたくない。

夕薬のデパケンが一錠になっていた。
その代わり寝る前が二錠になるらしい。
ふと気づくと左足首に青あざが…何故?!

20時頃、不安感が高まり頓服を貰いに行く。ワイパックスだ。
久しぶりだったせいか、ボーっとする。効いたのかもしれない。

今日もコイビトは来ない。


 入院日記:14日目
2004年05月30日(日)


外出日。
本当は単独での外出はいけなかったみたい。
前回は特例だったらしい(やっぱり)でも今回は、ナースが
外出届を主治医に渡し忘れ、当直の先生の判断でOKになった。
主治医が他の病院に行っている時に回ってくる先生だったから
良かったのかもしれない。短時間の外出だったし。

でも暑くて暑くて家に帰っても昼寝しかできず。
コイビトは甥っ子の運動会だとかで会えなかった。

なんかもう見捨てられてるよな。

洗濯が途中になってしまい、部屋干しになる…

「猫の手帖」と群よう子のエッセイを買って病院へ戻った。
帰院しても怠さが抜けずグッタリ(泣)

 入院日記:13日目
2004年05月29日(土)


昨夜は午前2時に目が覚めて、サイレースを貰いに行ったけど、
前回と同様4時くらいまで眠れなかった。先生に言おう。

そう言えば、昨日の夕方ナースステーションの前を通りがかったら、
中にウォウォオヤジが車椅子に座ったまま寝ていた。
夜勤の時間帯になると看護師の数が減るので、ウォウォオヤジのように
手がかかる患者はナースステーションに軟禁されるらしい。

夕薬から増えた薬が効いてるのか、今朝は調子がいい。
検温の時も他の患者さんといっぱい喋れた。ちょっと前向き。
もうメンバーは決まっている。いわゆる早朝覚醒組だ。

朝食の時からウォウォオヤジは元気だった「○○さん!!」とか
叫んでいる。○○さんは奥さんの名前らしい。

朝食後に事件発生。
Sじぃが「お金がなくなった」と訴えていて、なだめていた看護師を
パーで殴って腕をねじり上げたらしい。止めたのはSじぃと同室のT氏だ。

人間、最終的にはお金に執着するんだなぁ…うちのコイビトもそうなりそう。

夜9時頃コイビトに電話を入れたら「今、駄目。明日」と電話を切られた。
ムカついた。もう電話しねーぞ!と思った。
姫の事も心配だけど、どんどん馴染んでいく様子を聞くと憂鬱になる。

あーあ…

今日は一番風呂だったので、湯船にも入れて嬉しかった。
傷を保護しないでお風呂に入って放っておいたらナースが来て怒られた。
いつも放っておくクセに。念入りに軟膏を塗られた。

四六時中手を洗っている男の人が居るんだけど、手を見たら血が滲んでいた。
でも今日退院していった。大丈夫なんだろうか。
明るくて誰とでも話す人だったので、見送る人もたくさんいた。
仲良しだったMさんは泣いていた。

もう1人、良く手を洗っていてウガイをしているオバサンがいる。

ウォウォオヤジは日中もナースステーションに居た。
1人になると、「おーい!」と呼んで煩いからだ。寂しがり屋なのかもしれない。
○○子さんは奥さんではなく、お孫さんの名前だと噂が広がる…どうでもいいじゃん。

昨日見つけた制度の事はクラークに聞くように主治医に言われた。
クラークに聞いたら都に聞いてくれと言う。もうどうでもいいや。

同室の甘えんぼNさんはよく泣いている。退院したいそうだ。
私の隣のベッドにいるオバサンは「眠れない」「食欲もない」と
訴えているけど、昼間イビキをかいて寝ているし、食事も完食だ。

主治医に中途覚醒の事を伝えると、寝る前の薬にデパスが戻った。
…それで大丈夫なんだろーか。

なんか姫の預け先が、すごく姫を気に入っているらしい。

そりゃ姫くらい可愛い猫はいないわよ。
大人しいし、爪研ぎだって決まったところでしかしないし。

でも姫はすっごくデリケートな猫なんだから。
よーく見てあげて、姫が言いたい事を理解してあげないと駄目なんだから。


 入院日記:12日目
2004年05月28日(金)


朝食の後少し眠ってしまった。
ウォウォオヤジは今日は元気に「お母さん!!」とかモゴモゴ叫んでいる。
金魚オバサンは今朝「おはよう」の声が出ていなかった。
『息が出来ない』とメモに書いて看護師に渡している。
看護師は「今朝ご飯食べたでしょー?食べれるって事は息ができるって事よー」
って答えていた。

ブラをつけていると胃がむかついてくるので外す事にした。
ペラペラの紙みたいな身体だ。
躁っぽいMさんと良く手を洗っている男性は話しが合うようで、
よく一緒に話ながら歩いている。

なんか利用出来そうな制度の張り紙を見た。
明日先生に聞いてみよう。

ノーメイクだからか、ボーっとしているからか、
担当ナースに「お若いですよねぇ」としみじみ言われる。
この人の方がずっと若く見えるのに…高校生みたいだもの。
若くて可愛いナースが多いんだけど、みんなちゃんとオジサンやオバサンの
話を聞いてあげて優しく接している。偉いなぁ…。

昨夜も眠りが浅く、同室者のトイレタイムに起きてしまう。
その事を言うと、その時には追加眠剤を頼めばいいかも…と教えて貰った。
今夜からはそうしよう。

偏頭痛の予兆があったので、カフェルゴットを貰った。
今日はキビシイ看護師がいないので平和な病棟だ。

ウォウォオヤジは今日は煩い。
隔離部屋にいる女の子(女の人?)を初めて見た。年齢不詳だ。
そんなに危険な感じはしないけど、以前聞いた「○○子さーん!」とか
「助けてー!!」という叫び声は彼女なんだろうか。
もっとお婆さんのような気がしていた。
表札をみたら綺麗な名前だった…印象に残る。

ベッドでゴロゴロしながら「赤ちゃん♪赤ちゃん♪私のあっかちゃーん♪」と
歌っていた。『赤ちゃん』はもちろん姫の事。
抱きしめたいな。頬ずりしたいな。会いたいな…

夕薬に大きな粒の薬が2つあった。
コレがデパケンRかぁ… 飲んだ後ちょっとふらついた。

隔離部屋だと思っていたのは1人部屋に入っていた女の人だった。
「誰ともまだ話せないんです〜」と看護師に訴えていた。
私は誰とも話したくないけどなぁ…


 入院日記:11日目
2004年05月27日(木)


昨夜は同室者の夜中のトイレ毎に、こっちまで起きてしまった。
ナースと話す声で目が覚める。
部屋を移ってきた人と会わせて2人、就寝後にトイレに行く時ナースコールを
押す事になっている人がいる。その度に目が覚める。

一昨日から胃部不快感があって、昨日は便秘のせいだと思っていたんだけど、
便通があっても胃の調子が悪い。
今朝はちょっといいかなー?コーヒーは飲まない方がいいのかなー??
そう思っていたのに飲んでしまう。

朝コーヒーカップを持って給湯室が開くのを待っていたら、
患者さん達に「可愛い」と言われた。…この歳で?!

日曜は外出出来たらいいな。そしたら日傘を持ってこよう。

11時にMRIに行く。
午前中お風呂だったんだけど、MRIから戻ってくるまで傷の手当てを
して貰えなかった(怒)もうカサブタになってるから別にいいやーって感じ。

午後から眠かったけど、寝ないように見張られているから横になって
本を読んでいた。ジーンズは履けない。やっぱ苦しいし。

今日は朝から調子がいい。昨日はどんよりだったけど、時々スキッとする時
もあるんだよね。何ででしょう。

午後からまた胃がむかつき始めて、看護師に言ったら夕薬からムコスタと
ナウゼリンを抜いて持ってきたので飲んだ。
楽になった感じ。

洗濯失敗。200円ソンをする。

夕方助教授回診有り。
毎回同じ事を聞かれてうんざり。
同室の人が「毎日決まった時間にいつも手足が痺れるんです」と訴えると、
「自分でそう思うから同じ時間に痺れちゃうんじゃないの?」だって!!

ひっでぇ〜〜っ!!

私も「自分でそう思うから夕方から夜にかけて鬱状態になっちゃうんじゃないの」
なんて言われそう…

今日もコイビトは来ない。窓に向かって「バーカ、バーカ」って言ってやった。

ウォウォオヤジは大人しくぬり絵をしていた…恐るべし精神科。目つきも違う。
昨日部屋に移ってきた人はパクパクと金魚みたいに口を開けている。
なんでも声が出なくなったそうだ。
でも今朝は私にハッキリ「おはようございます」って挨拶してたんだけどなぁ…。
この人は『金魚オバサン』と名付けた。



 入院日記:10日目
2004年05月26日(水)


朝、廊下でパッセ(バレエのポーズ)をやっていた人と、検温の時少し話した。
成り行きでみんなが自主的に朝やっているラジオ体操に参加した。

1日の「抑鬱の波」について考えていたら、夕方の5時くらいから
落ちてきて、そのままま夕食で夕薬を飲んでから9時頃までが
酷く落ち込む事に気が付いた。
朝は結構元気…っていうか早朝覚醒で頭がスッキリしている事が多い。

洗濯機が使用中止になっていて、みんな騒いでいた。
どうでもいいや。

昨夜は胃とお腹が張って不快感が有ったので、便秘のせいだと思う。
下剤を貰って飲んだ。

朝の挨拶は大抵「眠れた?」か「便通あった?」っていうのが
当たり前になってる世界… 笑える。けどかなり深刻な問題。

昼食のあと何故が鬱入る。
頓服を貰ったけど効かなかった。そのまま寝る。

ドクターが来て、夕方からの落ち込みが激しいと訴えたら、
頓服を変えてくれるそうだ!!ちょっと楽になると良いな。


夜、電話。
姫はどんどん高い場所を見つけて登っているという。
落ち着ける場所を探しているんだ…。
家ではよくベッドの下でくつろいでいたけど、そんな感じかなー?
姫の写真を撮ったので持ってくるという。

他の人と一緒に写った姫の写真なんて見たくない。

もしも、誰も私の事なんて必要としなくなったらどんなに楽だろう。
いつでも自分の最後を自分で決められるんだから。
姫… 今どうしてるの?
少しは落ち着いた?
少しは自分の居場所を見つけられた?
おねえちゃんの事はもう、忘れてしまった?
姫にサヨナラして、
コイビトにもサヨナラして、
そして自分自身にもサヨナラしようか…。

ふと気づくと、カーデガンに姫の毛が付いていたりする事がある。
家から持ってきた服についていたんだろうけど。
なんかもう、その一本の毛が愛しくて哀しい。

治って、姫と一緒に暮らす為に入院を決めたのに、
私は逃げる事ばかり、縋る事ばかり考えている。
そういうのってやっぱりダメだよ。
こんな気持ちの方向性も、鬱の改善とともに変わっていくのかな?
そしたらどんなに幸せだろう。


 入院日記:9日目
2004年05月25日(火)


とても良いお天気で、朝廊下の電気が点いているのかと思ったら、
なんとまだ5時半くらい!!

検温の時にポーチの紐まで没収された事を話した。
みんな同じような事をされていて笑った。
なんか検温の時、同じメンバーが揃う。
鬱病患者は朝弱いから、放送が入ってからフラフラのんびりと
来る人が多いから、私達は早朝覚醒組だ。

いつも早朝覚醒組にはT氏や、いつもハイテンションなMさんがいる。


お見舞いに貰ったお花をゴミ箱へ…
生花は苦手だ。枯れていく様子を見るのが哀しい。
一週間、楽しませてくれてありがとう。

男性でしょっちゅう手を洗っている人がいて、
その人とMさんの会話を聞いていたら、なんか噛み合ってない。
会話が成り立っているようで会話になっていない。
う〜〜ん。やっぱり精神科病棟。

この間2人部屋に入ったのは女の子ではなく、女の人だった。
同室者は車椅子の巨漢で、すっごいイビキをかく。
ホールにまで聞こえちゃうくらい。
差額ベッド代を払ってあんな環境じゃ、私だったら許せない。
キレる。

また日曜に外出届けを出そうと思っているけど、今度は時間を
縮めようと思う… 前回は正直ちょっと辛かったし(泣)

27日から寝る前のトレドミンが2錠になり、
1日の合計が250mgになるそうだ。そして代わりにデパスがなくなる。
夕薬にはデパケンRが加わるらしい。
この薬は波がある気分を安定させ、衝動性を抑える効果と、
抗鬱剤の効き目を高める効果があるらしい。キレなくなるのかも?!
そうなったら嬉しいなー♪

鬱病は内科と同じようなもんだと考えていいってドクターが言っていた。
全ての症状は鬱病の症状であり、鬱が良くなれば改善されていくんだそうだ。
今は昔の事は考えなくて良いって。なんかよく解らない。
それは鬱の症状が改善されてから考えてゆけば…みたいな事を言っていた。
でも必ず治るって言ってくれると嬉しい。

ドクターは入院当初からずーっと暗示みたいに「治る」って言ってくれて
いたんだけど、今日初めて聞いたような気持ちになって嬉しかった。

なんか凶暴そうなオヤジが入院してきた。
車椅子なんだけど、手をバタバタさせて、テーブルを叩いたり、
ウォウォ叫んでいる。目は完全にイッちゃってるし。
密かに『ウォウォオヤジ』と名付けてやった。

今日はお風呂の日。
ロッカーの鍵を病衣のポケットに入れたまま渡してしまったと思って、
騒いでしまった。そしたら私服のポケットに有った…今度からは
気を付けよう。いつか無くしそうだなぁ、この鍵。


お見舞い時間終了まで出入り口近くのソファーに座って
コイビトを待っていた。でも今日も来なかった。
オバサンに「待ち人来たらずね」って言われてぶん殴ってやろうかと思った。


 入院日記:8日目
2004年05月24日(月)


2週間目
昨夜は爆睡で、8時間も寝てしまった。
前の日が4時間だったからかなー?
眠剤の調整はすんばらしいと思う。あんな事があった後に、
よくこれだけ寝かせて貰えるもんだ。

クラークに社会保険事務所&ハローワークに提出する書類を
渡すと、「先生に直接渡せばいいのよ」とか言って。
ドクターは「クラークか担当看護師に渡しておいて下さい」と言ってたし、
担当看護師には「クラークに渡して」って言われていた。

共通してるのが『クラーク』なので、これからもクラークに渡す事にした。
(統一しろよ(怒))
っていうか、このクラークのおねーちゃんは何故タメ口なんだろう。

教授回診があって、午後からドクター達が集まって、
“新規入院患者の質問会”みたいのがあって呼ばれてしまった。
ずらーっと医師が並んでいて、女性のドクターに質問される。

緊張と、同じ事を何度も繰り返して聞かれるのとでウンザリした。

「傷を見せて貰えますか?(アムカの)」と言われたけど断った。

月曜は毎週シーツ交換日で、放送が入るとみんなホールで
シーツ交換が終わるのをボーっと待っている。
でもシーツだけじゃなく、枕カバーも布団カバーも清潔になってて嬉しい。

嫌な事があってもあまり後を引かなくなったような気がする。
なんとなくぼんやりした感じ。
コイビトは資格試験がどうのとか言っていたから、
もう来る気はないのかも知れない。

1日何事もなかったけど、気分はどんより落ちている。

トレドミンが増えた。

 入院日記:7日目
2004年05月23日(日)


外出日
昨夜は0:45に目が覚めてしまい、1:15にサイレースを貰いに行った。
…でも眠れず。うとうとして、気づいたら6時だった。
昨日、1日に2杯コーヒーを飲んだのがマズかったのか、昼寝をしたからか、
今日の外出日で気持ちが高揚していたのか解らないけど。

暑い中、1人でテクテクと自宅へ戻った。
何だよ〜〜〜梅雨じゃないのかなぁ?真夏のような陽射し。

行きつけの美容院に行って髪を切ってきた。
今日は仕事が休みなんです〜〜なんてウソついちゃった(笑)
でもふと思い直して、「これから少し休みを貰って入院するんですよ」
と言ってみた。“軽い鬱病で”と付け加えて。

まだまだ認知度が低い事を思い知らされる…
美容師さんはかなり言葉につまって気の毒だった。
「雅子様もそうでしたよね〜」だって(笑)
「入院費を考えたら、海外のリゾートで少しのんびりするのも
 良いんじゃないですか?」だって。

だから、そういう気力がなくなるのが鬱なんだってば。

それからコイビトと会ったけど、6日出勤したとかで
かなり疲れていた。アクビばかりしている。
私に会って気が晴れるという事はもうないらしい。

会話も沈黙だらけなので、私からコイビトの近況等を質問したり、
気を使ってばかり。疲れた。

9月に休みを取って1人で香港の友人宅へ行くという。
マイレージを使って、もう予約を入れたらしい。

「いい骨休めになるね」って笑ってあげた。

仕事と新しい友人達との付き合いと疲れでコイビトには余裕がない。
心の中にも頭の中にも、私はもう大切な位置にはつけていない。
今日もしょうがないから付き合ったのだろう。
久しぶりに会えて嬉しいという雰囲気はどこにもなくて、
ただ疲れて眠たそうだった。

そして「姫の事、ありがとう。おかげで安心して入院できます」なんて
心にもない事を言った。
姫はもうご家族の方に抱っこされてゴロゴロ言っているそうだ。

段々に預かり先のお宅に馴染んで行く。
「このまま姫を引き取ってくれたら…」と半分本気で思った。
そうしたら“しがらみ”ってのがなくなる。

帰宅して、ワイパックスを2錠飲んだ。
楽しみだった外出が哀しい1日になってしまった。

主治医にも担当ナースにも悪いけど、死にたいと思った。

郵便受けに国民年金の払い込み用紙が届いていた。
滞納分が7万ちょっとと、その後の期間分が分厚く封筒に入っていた。
65歳までなんて、60歳までなんて、私は生きていない。

バカバカしい。

 入院日記:6日目
2004年05月22日(土)


昨夜も夜中に起きなかった。悪夢も見ない。
相変わらずコイビトは来ない。
飲み会なんだと言っていたから…。ムカつく。

今日はレクも売店もナシだ。掃除の人も簡単に
ゴミを集めに来るだけで、とっても静か。
…売店ないのはショック。パァな私は週末分の飲み物を
金曜に買っておかなかった(泣) 水道水、嫌だなぁ。

主治医と少し話した。やっぱり職歴がこんがらがってる。
始めて死にたいと思った頃から今までの気持ちの状態を、
グラフで書かされた。
中学まで遡るなぁ…。自分でも“流れ”が解って興味深かったけど、
当時の事をアレコレ思いだして鬱入る。

「気分変調障害」とうのがあって、普段もずっと軽い鬱症状が続いていて、
何かのきっかけでいきなり気分が落ち込んで鬱病になるんだそうだ。
そういのは治るのに時間がかかり、治りにくいと言う。
(因みに鬱(鬱症状)と鬱病とは違うんだそうで)

ドクターは最初ソレだと思ったらしい。
でも話しているうちに違うんじゃないかって事になった。
私、以前はそんなに落ち込み激しくなかった気がするし。

何かきっかけがあって酷く落ち込んでしまい、鬱病になってしまった人は
「例えば100人いれば20人は100%治ります」と主治医は言い切った。
唯、100%治った人でも再発率の高い病気である事も…。

なんとなく救われたようなそうじゃないような…。

私、自分がどんな性格だったかなんて忘れてしまったような気がする。
キレやすくなったのもいつ頃からだろう。

傷病手当金申請用診断書とハローワークに出す受給者資格延長手続きの
診断書をドクターにお願いした。
月曜日にクラークに渡そう。

なんかヒマでしょうがない。
ホールに本があるんだけど、私好みの本がもうなくなってしまった。
昼寝をしようとしていたら、担当看護師に「夜眠れなくなるからダメ」
と怒られた。

色んな患者が居る事に気づいた。
手洗いとウガイばかりしている人、やたら元気な人、
何故か子供までいる。
朝は廊下でパ・ドゥ・トゥーをやっている人がいた。

退院を巡って悲喜こもごも。
受け皿(同居家族)がある人は早く帰りたいと望み、でも必ずしも
その受け皿が退院を望んでいる訳でもなく、家族に退院を
引き延ばされて泣いている。
反対に受け皿のない人は退院は不安だと、ドクターや看護士に退院を
勧められてベッドで泣いている。

私も外出はしたいけれど、姫のいない部屋で一夜を明かすのは
なんとなく怖い。

今日は午前中にお風呂だった。
朝、せっせと顔を洗ったのが無駄のように思えてくる。
基礎化粧品がもったいない!
それにしてもしっかり洗顔している人って殆ど見かけない。
顔中泡だらけで、毎回鏡を見つめてるのは私だけだ。

午後に2人部屋に女の子が入院してきた。2人部屋!!
羨ましいぃ〜〜〜。
ポケッと談話室のソファに座っていたら、帰りかけの家族を
追いかけてその子が走ってきた。
「私、凶暴じゃありません!」って看護師に訴えている。
驚く家族に、看護師が「ピアスをしていたので取って貰っただけです」
と答えていた。

ホールでは、「煙草を吸いたい。退院したい」とおばさんが泣いて
ドクターと家族に訴えている。土下座までしている。
措置入院の人みたいだ。
なのに、数十分後にはケロッとして他の患者と談笑していた。
あの感情の変化は不思議だ。

そういえばいつも元気な男性はいつ鬱になるんだろう?
躁鬱で今は躁なのかな。

T氏は相変わらず毎日3〜4時間しか眠れなくて医師や病院に対して
怒っている。

夕食後、頭が痛かったのでカフェルゴットを貰った。



 入院日記:5日目
2004年05月21日(金)


CTを撮る。

昨夜は暖かく眠れた。
深夜覚醒もなく、起きたのは6時ちょっと前くらい。

なんでも布団の事を、同室のおばさん(Yさん)が別の看護師にも
言ってくれていたみたいで。

そっか…。
一回も話した事なんてなかったのに、気にかけてくれていたんだなー。

Yさんがその日の担当看護師の名前と顔は絶対覚えておいて、
何か頼む時はその人に言うように、って教えてくれた。
ホールで朝薬を渡してくれる人が、その日の担当になるんだって。

私の部屋はすごーく静かだ。
時々Nさんが看護師に我が儘を言って泣いているくらいで。
でもなんかこのNさんは可愛い。

Yさんは娘さんが病院の近くに住んでいるとの事で、
よくお見舞いに来ている。お孫さんも一緒。
普通の病棟と変わらない感じ。

そういえば隣のベットの人は寝てばかりいる。
ふと気づくと廊下を往復して歩いてるんだけど(笑)

みんな足の筋力の衰え防止と、便秘対策の為によく廊下を歩いている。
なんかずーっと廊下に突っ立っているお爺ちゃん(Sじぃ)もいる。
今まで全然興味がなかったんだけど、ちょっとずつ余裕が出てきたかな。
入院患者はお年寄りが多い…まるで老人ホームみたいな気が…

昨夜、あんなに落ち込んで泣きながら眠ったのに、
朝起きたら夢の中の出来事だったような気がする。気分は悪くない。
薬が効いてきたのかもしれないな。

でもその分便秘が酷いしお腹が張る。
この副作用ばかりはどうしようもないんだろうなぁ…

看護師さんが「ひいなさん、今日は顔色が良いですね」
と声をかけてくれた。
優しそうなおばさん看護師だ。
なんか嬉しい。案外早く良くなるのかな?

今日の担当看護師には傷の手当てをする時に、
ガーゼを忘れて取りに戻ったまま、軟膏を塗った状態で
45分も放置されてしまった(怒)
傷だらけの腕をむき出しのまま45分!!…鬱入る。
おかげで売店に行きそびれる。

そういえば家宅捜査の入った有線ブロードネットワークスは
どうなったんだろう… 
まあ、いっか。私、入院しちゃったしな。

今日も主治医が他の病院へ行っていて、別のドクターが来た。
でも名前は覚えていない。
私が読んでいた加藤由子の本のタイトルを見て笑いやがった。
ムカつく。

姫の様子を聞きに電話。
奥さんの足下でよくスリスリしているそうだ(!!)
…私にもスリスリした事なんて殆どないのに〜〜〜(泣)
けど猫のスリスリは匂い付け行為だというし…
でもまたまた鬱入る。

夕薬の時、向かいのテーブルに座っていたT氏に話しかけられる。
「もう慣れましたか?…慣れるわけないですよねー」って。
笑っていたら、T氏は2週間も入院しているけど、
睡眠障害が取れないと眉間にシワを寄せて話していた。
夜眠れないから昼間眠くなる。でも昼間寝ちゃうと夜眠れなくなるので、
ドクターや看護師から昼間は絶対寝ないようにと言われているんだそうだ。

辛いな〜〜、コレは。2週間だよ?
そういえば、朝いつもホールで睡眠時間を答える時、
4時間とか3時間とか言ってたなー。

「眠れないのは辛いですよね」としか答えられず、歯がゆかった。


 入院日記:4日目
2004年05月20日(木)


昨夜もやっぱり午前1時頃に目が覚めたけど、すぐに眠ってしまった。
でも5時半に完全覚醒。
鼻詰まりはそんなに酷くなくなった。でも寒い。
タオルケットと毛布だけなので、毛布じゃなくて布団にして欲しいと、
朝一で看護師に頼む。1日2回の所持品検査は3日間で終了したようだ。
頭と肩が重い…。午前中看護師監視の元売店に行き、コーヒーを買う。

昼飯食えない。

午後からお風呂。
傷の治りが悪いので、今日から軟膏が出る。
コップと箸の洗浄にワゴンが回ってきた。
洗剤禁止なので洗ってくれるらしい。誰か飲むヤツがいるんだろうな。
今日のレクも不参加。カレンダーを作ったらしい。
主治医が別の病院に行っている為、別の医師が来た。名前忘れる。
今日も洗濯。お風呂の度に洗濯してるって感じ。
洗濯機使用で200円。乾燥機30分で100円。でも30分では乾かないので、
結局200円になる。一回につき400円ってとこだ。
でも生乾きでカビ臭くなるのは許せないのでしょうがない。

売店で飲み物も買わなきゃいけないし、なんか不経済だなー。
コーヒーは1日一杯にしよう。

それにしても寒い。昼になっても布団が来ないので昼寝ができない。

助教授回診があったけど、また同じ事を聞かれてうんざり。
なんか鬱入ってきた。

夜勤の看護師が挨拶に来たので、また布団を頼む。
そしたら「有ったら持ってくるけど、無かったら毛布でいい?」だって。
毛布二枚にタオルケットかよっ!!
普通ベットの数分、布団あるんじゃないの?寒いったら、寒い!!!
言い方にもムカつき、もっと鬱入る。

なんか苛々。ホールで話しかけてくる男ウザイ。
そのウザイ男に聞いてみたら、ムカついた看護師はなんと主任だそーだ。
マジかよ。

オヤジ臭い電話BOXで姫の様子を聞く。
姫は奥さんの後をついて回るようになり、ドアの前で鳴いて開けてくれるように
催促するようになったそうだ。

クローゼットなど高くて登れない所は、奥さんに目で合図を送って、
乗せて貰い、降りる時は鳴いて下ろして貰うとの事。
コロコロされてごろごろとご機嫌らしい。

…なんかますます鬱入る。
でも、いつまでも馴染まないでいるよりは、姫にとっても良い事なのだけど。
奥さんも懐けば可愛く思ってくれるだろうし。

はぁ…

傍を通りかかった可愛い看護師に布団を頼む。3回目。

10時の消灯前、やっと布団が来た。
怒りより落ち込みが激しい。
コイビトは一度だけ、短時間見舞いに来たきりだし、
一日中寒かったし、姫は遠くにいるし。

見捨てられ気分最高潮。

死にたい。

 入院日記:3日目
2004年05月19日(水)


深夜1時頃に目が覚めた。鼻が詰まって辛い。
1時半に追加眠剤のサイレースを貰いに行く。
浅い眠りがダラダラ続いていて、時々覚醒するので怠い。

昨夜は消灯前に誰かが「助けてぇー」と叫んでいた。
便秘でお腹は張っているし気分が悪い。

6時半に目が覚める。いきなり所持品検査。
朝食はパン。なんか嬉しい。
朝薬の後、自分たちでベット周辺を簡単に掃除する。
その後に業者が掃除機をかけたり細かいお掃除、ゴミの回収。
なーんか清潔♪って感じ。

傷を消毒して貰う。でも自分でその日の担当看護師に申告しないと
やって貰えない。(怒) 風呂の時以外はやって貰えないのかよー。
ベトベトがカチカチになって、カチカチが傷口に刺さってまたベトベトさ。

今日は昼寝はしなかったけど、一日中お腹がごろごろ鳴っていた。

ドクターと面談。簡単な鬱症状の診断テストみたいなものをした。
重度の鬱病だそうだ。鬱病にも色々段階があって、私は「大鬱」ってやつ。
来週からトレドミンが寝る前の薬の中にも入るらしい。150mgになる。
最終的には250mgにするそうだ。(独断でやった事あったっけ(笑))
ナウゼリンも入れてくれって言ったら、夕薬に入っているので、
その効果が続きますとの事。

ホントかな〜〜 もう、リバースも腹ピーも嫌だよ〜〜(泣)

日曜の外出届を出した。
通常「希死念慮」がある患者は単独外出は出来ないらしいんだけど、
入院時に1人だった為、持って来れなかった物を持ってきたい、
家は徒歩で帰れる距離だし、第一代わりに持ってきてくれる人なんていない。
と訴えた所、特例として「絶対に自傷しない」という約束の上で許可された。

2回目の傷病手当金申請書の診断書もドクターに書いて貰わなくちゃ。
入院費が出ないぞっ!

やっぱり鼻が詰まって辛い。空調機の風が来る真下なんだもんな。
寒がっているのは私だけだろうか…。

毛布にくるまって寝ていると、やっぱり就寝前に所持品検査がやって来た(泣)


 入院日記:2日目
2004年05月18日(火)


深夜0時に目が覚めて、それから何度か起きてしまい、4時に完全覚醒。
やっぱり病衣にベトベトが付いていた。

よく解らずにホールでボーっとしていたら、電気がついて人がわらわらと
出てきた。
オジサンとオバサンが6時半にホールに看護師が来て、検温をして
尿・便の回数を記入し、必要な人は血圧を計るのだと教えてくれた。

朝一で所持品チェック。

10時半に5〜6人の患者と2人の看護師の見張り付きで売店へ。
私はミネラルウォーターを買った。
月曜〜金曜まで10時半と15時に売店に行けるそうだ。

午後にレクリエーションなんてゆーのがあったけど参加せず。
頭が痛い。カフェルゴットを貰う。

昼過ぎに入浴。洗濯機と乾燥機を使ってみる。
それから内診。なんかよく解らない。ドクターの指を見たり、
自分で手を動かしたり、それから女性研修医が自傷痕のチェック。
首とか背中とか胸とか足とか、とにかく全身。パンツの中までチェック。

…だから、腕だけだってばよ。
まさかパンツの中までチェックがあるとは…

女性患者が多いのに、何故か電話ボックスはオヤジの匂いがする。
姫はTVの裏に隠れているという。…涙。

夕方、同室のかまってちゃん(Nさん)と今朝ホールで色々教えてくれた
オジサン(T氏)と少し話した。

そういえば看護師も女性が多い。良かったな。
っていうかもー、誰が誰でもどうでもいい感じ。

午後4時頃から鬱入り始める。談話室のソファーにボーっと座っていた。
部屋に戻る途中、なにげに振り返ると談話室は人が数人集まっていた。
夕薬の後、病棟入り口付近にあるソファーにボーっと座っていたら
入院していた母の事を思い出して泣きたくなった。
部屋に戻る途中振り返ると、私が去った後には数人の人が談笑していた。

どうやら私はアブナイ顔をしているらしい。
馴染むつもりもないので、どうでもいいや。
でもこれからは自室でボーっとしよう。

睡眠障害の事をドクターに話すと、
追加眠剤としてサイレースを処方してくれた。

就寝前、また所持品チェック。


 入院日記:初日*退院後に書いてます
2004年05月17日(月)


10時に外来受付へ。
クラークに「付き添いの方はどちらですか?」と聞かれる。

「1人です」と答える。

なんか待たされてムカつく。
主治医になるドクターが来て、「ご家族の方はどちらに?」と聞かれる。

「1人です」とまた答える。

尿検査・X線・心電図・血液検査を受け、病棟へ。
ドアには2つ鍵が付いている。閉鎖病棟だねぇ。
ドクターが荷物を半分持ってくれて嬉しかった。優しそうな人だ。
先月電話で話した奴とは明らかに違う。

担当看護師とご挨拶。「付き添いの方は?」と聞かれる。

「1人です」とまたまた答える(怒)

身長・体重測定。
「せめて40キロにはしなくちゃね」と看護師。
既に疲れていて「そうですね」とヘロヘロ笑って答える。

部屋に案内される。6人部屋で、お年寄りばかり。
荷物検査で鏡や小さなポーチに付いている紐さえも没収される。
瓶入りの化粧品も同様。
ポーチに付いている紐なんて15cmくらいだ。
首にまわんないと思うんだけど。
休む間もなく昼食にかり出される。

食えねぇよったら、食えねぇよ〜〜!!

その後、ドクターと担当看護師、それぞれ面談があって疲れる。
同じ事を何回も答えさせられるんだもん。混乱してごちゃごちゃ。
ドクターはアムカした傷の手当てをするように指示を出しておくと
言っていたけど、看護師は来なかった。

ガーゼがベトベトして気持ち悪かったのではがした。
ベトベトが借りた病衣に付くかもなー。

夕食も食えない。午前中に手荷物検査したばかりなのに、
夜また所持品検査される。
カーテンに至っては、昼は全開、夜も完全に閉めちゃいけないそーだ。
向かいのベットのオバサンは完全に閉めてる。
私だけか。そうだね、こっそりアムカしたりするもんねーって、

しないわよっっ!!!(怒)

あたしのプライバシーはどこ??


食事も薬もみんな仲良くホールに集まって待つ。
ボーっと立っていると、「ほら、そこの席が空いてるから座って」と
看護師に言われる。
薬を飲み終わると、口の中を確認される。

寝る前の薬がデジレルからレスリンに代わるらしい。
ってか、同じじゃんか。なんで外来と病棟では製薬会社が変わるんだろ?

姫は預け先のお宅で、部屋を1つずつ探検して歩いているらしい。
ウチはワンルームだからなー。
チッチもして、ご飯も食べている様子。良かった。


就寝時間22時、起床6時半。
今、同室のオバサンが独り言を言っていて怖い。


 入院が決まる
2004年05月16日(日)


唐突にベットが空いたようです。
今度こそ治す覚悟で、絶対入院治療を受けてきます。

…でもまた日記を更新してたら、
もーどうしようもないヘタレって事ですね(汗


あれからコイビトとは微妙な関係で、差し支えのないような、
タダの友達に送るにはちょっと冷めたような、
そんなメルのやり取りが、ごくたま〜に続いています。
姫ちぃは、当初の約束通りのご夫婦に預かって貰えるそうで、
それだけも、短気を起こさずに済んで良かったと思ってます。

さすがに1ヶ月も猫を預かってくれる人なんていやしませんもの。
それだけでも有り難いのです。


入院の連絡を貰ってから、足がガクガクで胃が痛くなって、
貧血起こしそうにフラフラになってしまった情けない私は、
本当に小心者なんだなーって実感しました。

心細くて、心細くて、不安で、哀しくて。

姫ちぃも同じ思いをするんだろうと思うと、余計に哀しくて。

姫、
姫、

おねえちゃんは、出来るだけ早く退院してくるから、
そしたら又2人っきりでゆったりと、信頼関係を取り戻して行こうね。


そういう訳で、暫く日記はお休みしますm(__)m


 なにげに浮上
2004年05月13日(木)


久しぶりに人に優しくされたからか、 ← サミシイ人(ノ_・。)
食事が決まっているからか(エンシュア・リキッド)、
一昨日から何となーく気分が良いです(笑)

因みにエンシュア・リキッドは、冷やしすぎるとスチール缶の匂いが
鼻につく事が判明。冷蔵庫に入れるタイミングが美味しく頂くポイント♪

…でも冷蔵庫に入れるの忘れちゃうんだけどさ…(ぉぃ

先日「お薬チェックシート」を作った事を書いたと思うんだけど、
チェックシートが有ること自体忘れてたりするし… もうダメダメ(泣)

姫ちぃなんて私の健忘を利用して(?)、1日に何度も
「ころころ してぇー\(=^・o・^=)/」って寄ってくるし。

ブラッシングも ころころマッサージも1日1回と決めてるのにー。
あれから毛玉は吐いていないのでちょっとホッとしているんだけど、
そんなにブラッシングしたら皮膚に悪そうだし、ころころ だって
粘着液が付いてるワケだから毛に悪そうだよね。
必要以上に抜いちゃいそうだしヾ( ̄∇ ̄;)
ちゃんとした マッサージ用ころころ を買ってこようかな。
ハンズにあったような気がする。



火曜日、病院の帰りにコンビニで猫のフィギュアを買ってきた。
美味しくないチョコの卵に入っているのかと思ったら、
箱の中はフィギュアだけだった。『ナーゴコレクション』っていうの。

私は知らなかったんだけど、絵本やカレンダーも出ているみたい。
サイトもあって、癒し系で暖かい色の絵がすっごく可愛いです。
グッズも揃えたいし、ソーイングプリントもあるのでクッションカバーを
作りたいんだけど、ビンボーなので今は我慢なのです…涙。



毎日チェックしている猫関連のサイトが2つあります。

ひとつは4匹の保護猫と暮らしている男性が書いている日記サイトで、
これがすごーくホッとできる日記なんですよねー。
何故だろうと考えてみたら、書き手の気持ちがいつも安定しているんですよ。
エッセイのように淡々と猫達との毎日を綴っている、みたいな。
自由に触ることができて、甘えてくる猫は1匹だけで、
あとの3匹は殆ど家庭内ノラ状態…。でもとても猫達を大切にしている事が
画像からも文章からも伝わってくるのです。

ふたつ目は関西で外猫保護活動をしている女性のサイト。
1人暮らしをしていて、私と同世代の方なんですけど、
とにかくすっごいパワーがある。
1人でどんどん行動していくし、理論と行動力で尻込みしている
周囲の人達をも動かしていくんです。
保護日記を読んでいると、とにかく“強さ”を感じて感動してしまう。

両サイト共、こんな日記からリンクが貼られている事が解ったら
嫌がられてしまいそうなので、「読んでみたい!」という方は
メールにてこっそり(?)お教えしますね。ご連絡下さい(笑)


今日は猫繋がりのお話ばかりでした(汗


 エンシュア・リキッド
2004年05月12日(水)


飲みました。全種類。
冷やして飲むことを前提に、私的には全然OKでした(笑)

・コーヒー:豆乳のコーヒー味みたい。粉っぽさと少し苦みが舌に残る。
・バニラ:濃厚アイスクリームを溶かしたよう。
・ストロベリー:牛乳に練乳とストロベリーフレーバーを加えた感じ。

全種類かなり甘いので、男の人は苦手かも。
でも先生も薬剤師さんも脅かしすぎ〜〜(笑)
(っていうか、私の味覚がおかしいのかも?)


私は現在、

空腹感は有るけど、食べる物を選べない → 面倒くさい
→ 食べない、もしくはカロリーメイト等を囓る…

という状態なので、“コレを食べなさい”(正しくは“飲みなさい”だけど)
って言われると、すごく嬉しくなってしまう。ヘンだけど…
ヘンだから病院に行ってるのか(笑)

とにかく昨夜からストレスが1つ取れたような感じで嬉しい♪




日曜日にフジTVで『ザ・ノンフィクション』という番組をやっている。
私はこの番組が好きで、毎週殆ど観ているんだけど、
この間は成田空港で働く女性達を取材していて、なんか見入ってしまった。
みんなキラキラしている。「この仕事が好きでやっている」って
真っ直ぐな目をして言い切る彼女たち。
あんな風にスキルを上げていく事が出来たら、どんなに素敵だろうか。
羨ましくもあり、自分も頑張ろうって気持ちになった。


先日は某番組で10年の鬱病歴を持つという男性のドキュメントをやっていたんだけど、
「この人は本当に“鬱だけ”なのかなー」って考えてしまった…
『こういう形が鬱病患者です』みたいな番組のタイトルにも抵抗を覚えたし。

確かに異なる環境下にある鬱病の人達へのインタビュー場面はあったけど、
見終わった後に、視聴者に何が残ったかといえば、
“彼”の強烈な個性だけだったんじゃないかな…。宗教とか絡んでたしね。

恥ずかしい話だけど、正直、今まで私はパラサイトメンへラーさんに
妬みのような感情を持っていて、日記でも書いたりしていた。
けれどこの番組を観て、『我が儘が通る、暴言を許して貰える、
色んな意味で甘えられる』という環境は、反対に自分を内側へ内側へと
追いつめてしまう事もあるんじゃないだろうか?と感じた。


何でもメリット、デメリットというのはあるんだろうな。
ココロって難しいですね…




*傷の事を心配して下さった方、ありがとうございます(^^;)
 病院に行かなくてもなんとか大丈夫みたいです。
 栄養いっぱいのエンシュア・リキッドもあるし、
 きっと治りも早いんじゃないかなー(?)


 病院へ
2004年05月11日(火)


前回キャンセルしたので“予約なし”で病院に行った。
午前中は混んでいて、殺人的に待ち時間が長い…(泣)
ここの病院は、精神科だけ電話で予約が取れないんだそうだ。
(どこの病院でも同じなのかなー?)

…確かに予約しても来ないヒトがいっぱいいそうだけど(笑)


診断では「悪くなっている」そうで、また入院予約となった。
再度ベットの空き待ち状態です。

今度は何があっても入院しようと思う。
でなきゃ担当医の顔も立たないよね…。


処方箋に栄養補給ドリンクが加わった。
「エンシュア・リキッド」ってやつだ。

…コレが不味いらしい( ̄ェ ̄;)
処方する医師も、薬局の薬剤師も、遠回しに

「コレ、不味いですよぉ〜〜」

って言っていた。

バニラ味・コーヒー味・ストロベリー味の3種類あるというので、
取りあえず全種類貰ってきましたっ。

どのくらい不味いのかは次回ご報告します(いらないって?(笑))


今日は担当医も薬剤師も優しくて涙が出そうになった。
ちょっと優しい言葉をかけられたり、すこし気を使って貰ったりすると
嬉しくて目がうるうるしてしまう。
なのに感謝の言葉も口に出せず、嬉しいのに、きっと顔は無表情に
なっているに違いない…そんな自分が情けなくて哀しい。




昨夜、久しぶりにまた切ってしまって。
今までで最高かも…って感じで痛いぃ。
傷口、一番広いところで8mmくらいパカッと口を開けている。
普通は縫うんだろうな。コレ。でも外科に行くのが憂鬱だし、
深い傷でもないので自分で治療する事にした。

あんまりジンジンと痛いので、頭痛では我慢していた鎮痛剤を飲む。


滅菌ガーゼと軟膏、買っておいて良かった…。

 睡眠障害
2004年05月09日(日)


コントミンが無くなってから夜中に何度も目が覚めるように
なってしまった。
早朝覚醒復活。(でもコントミンのせいだけじゃないのかも…)


目が覚めると、いつもは一緒に寝ているハズの姫ちぃが、
キャットタワーの上からジーッと私を見下ろしている。

…寝てる時、暴れてんだろーか?私( ̄ェ ̄;)
起きたらナナメに寝てたりするし…。ちょっとした初体験(ぉぃぉぃ

寝相はすっごく良い筈なんだけどな。
コイビトにも友達にも「定位置から殆ど動かない」と言われてまして(笑)
亡き愛猫と暮らしていた時は、シングルベットの左半分には必ず
愛猫の為にスペースを作っていたほど。
亡くした後もベットの左側はずっと空いていました…。

今はセミダブルで、もっとゆとりが有るハズなのに。

なんでだろー?
なんかちょっとでも以前の自分と違う事があると不安になる。


そうそう!昨夜とうとう「お薬チェックシート」作りました。
と言っても、あらかじめ日にちと飲む時間と回数を書いておいて、
チェックするだけの簡単な物だけど。

もーダメです。
薬を飲んだか?飲んでいないか?まで解らなくなってしまいましたよ(泣)


最近食べる物を考えるのも面倒くさくて、
体力低下・血色悪く、立ちくらみも激しいっす。
病院まで辿り着けるんだろーか…



 眩しい
2004年05月08日(土)


太陽の光が眩しくてしょうがありません。
一日中カーテンを閉めていたいけど、
姫ちぃの日光浴の為に開けてます。窓も開けて風も通してます。
私は陽の光が届かない場所に移動してごろごろ…。

姫ちぃはフカフカと嬉しそう。
お日様を身体いっぱいに浴びて、目を細めてる。
毛先が銀色に光ってる。
光の雫をまとった姫ちぃは、まるで銀色の宝物みたいだ。

あ。
既に私の宝物だけど(笑)


姫が居なければ、命の気配すらない部屋になっていたかも知れない。

姫ちぃに感謝。
姫ちぃが大好きなお陽様にも感謝。



昨日は夜から微熱と頭痛。
できるだけ鎮痛剤は飲みたくないので、
最近は「熱さまシート」を愛用しています。
“冷感持続カプセル”っていうのがイイ感じなんだけど、
朝起きると額にツブツブの痕が付いてる事があるヾ( ̄∇ ̄;)
すぐ消えるけどねー(笑)

ところで小林製薬さん、コメカミまで届く「熱さまシート」を
作ってくれないかな。頭痛持ちには嬉しいんだけど…



人恋しくなって、新に友達を作ろうかなって思ったりして。
でも、ビョウキの時は新しい出会いなんて求めない方が良いって事を実感。
ましてや健常者のトモダチなんて作るのはムリ。

早く姫と日向ぼっこできる身体にならなきゃ。
っていうか、また頭痛がしてきたし…。゚(/дヾ)゚。

今夜も「熱さまシート」貼って寝ようっと。


 眠る
2004年05月07日(金)


この数日眠ってばかり。
何だかもうしんどい。

頑張って洗濯したけど、干して(o_ _)o…パタリ。
取り入れてたたんで(o_ _)o…パタリ。
掃除はいつになったら出来るんだろう。
以前は毎日掃除機ガンガンかけてたのになぁ。

あ。ころころ はしてます。ころころ は。
姫ちぃが飛んできちゃうので、攻防戦になりますが\(=^・o・^=)/
あとフロスで拭いたりとか…(主にPC回りだけだけど)


昨日は隣町の商店街まで買い物に行った。
久しぶりに美味しい珈琲を飲んで、
滅菌ガーゼが安く買えてちょっと嬉しかった(笑)
ファイザー製薬の化膿止めも買って、
我ながら「また切る気かっ!?」って感じ。

でも一応…ね。何があるか分かんないし…ね(ぉぃ


そういえば例の光導入工事日程に関しての連絡がない。
電話してみっかなー。けっこういい加減だったりするから。
NTTみたいに「明日工事に行きまーす」ってのはナシだぜ。
因みに乗り換えるのは有線のBROAD Gate01TypeEってやつです。
大家には話が通っていたらしいんだけど、不動産屋は知らなくて
怒っていた(笑)


昨夜、とうとうコントミンが切れて眠れなかった。
エバミールとかデジレルとか増やしてみたけど結果は同じようなもの。
深夜2時頃に覚醒してしまい、あとは眠れず…(泣)
そこでソラナックスをワンシート追加。

薬疹だけでも受けてくればいいんだけど、行く気にもなれず。
薬疹の医者って自分の担当じゃないから扱いがぞんざいだし、
「どうですか?」とか聞くから説明しても薬を代えたり増やしたりする
権限はないみたい。
だったら最初から聞くなよ、って感じ。所詮マニュアルか。

とにかく担当医が居る曜日まで我慢なのだ。
(でも入院しなかったから怒ってるだろうなぁ(ノ_・。))

なんかもう、何もかもしんどい。


私を繋ぎ止めているのは姫だけだな…。

 ボーダー
2004年05月05日(水)


診断書には『鬱病』って書かれてるんだけど、
なんか最近『境界例』も入っているよーな気がする。

症例など読んでいると、自分と重なる部分が多いような…
鬱は薬で治るけど、ボーダーはフクザツだ。

コレが混ざちゃったら一体いつ治るの?!って感じだ。


憂鬱。


 GW
2004年05月03日(月)


2ちゃんねるで知り合った人に、
良い動物病院を教えて貰った。

姫ちぃの健康診断に行ってこようと思う…。
でも電車で行かなきゃ行けない距離なので、
姫にかなりのストレス与えちゃうかなぁ…(泣)


世間はGWだけど、私はあまり羨ましくない。
なんていうか、何処にも行きたくないし、
人混みを考えるとうんざりしてしまう。
けれど、街もマンションが静かなのでちょっと嬉しいかも(笑)

電車も空いていると嬉しいんだけど…。


昨日は食料の買い出しに行った。
とうとうマックの美味しくないビスケットだけになっちゃったので。
ゼリーとか姫と一緒に食べられるヨーグルトとか、
それからやっぱり栄養補助食とか、サプリメントとか。


調子があまりよくないので、かなり参っている。
掃除は出来ないし、大好きだった洗濯も面倒になった。
でも姫ちぃのお手入れだけはちゃんとやってるけど(笑)

私に生きている事を教えてくれているのは、
小さな姫だけのような気がする。


『切らない』と自分で決めたのに、
昨夜また切ってしまった。

ダメダメだなぁ…


 ねこマッサージ
2004年05月01日(土)


姫ちぃとのスキンシップの中に『マッサージ』を加えてみたら、
ますます絆が深くなってしまった(笑)
っていうか、ベタベタの甘えっ子に\(=^・o・^=)/
すっかり肩乗り&抱きつき猫になっております。

「猫のマッサージビデオ」というのが何本か出ていて、
どれか買おうかな、とは思っていたんだけど、
手近なアイテムを使って事足りてしまった感じ。

そのアイテムというのは“ころころローラー”!!

絨毯の上で何度か転がして、粘着力が弱まったところで
姫ちぃの背中や耳の後ろ、顎、首、肩のあたりを ころころ。
抜け毛は取れるし、姫は終始ゴロゴロと上機嫌だし、一石二鳥。

(…でもやっぱりマッサージビデオは欲しい)


iアプリ「育てて!ねことも」の蘭ちゃんは“大人”になりました。
しかし、単にキャラが大きく表示されているだけのような印象が…。
仔猫キャラの時は3頭身くらいにして、メリハリを付けた方が
いいような気がするんだけどなー。

でも尻尾の動きとかリアルで可愛いですよ。
『育て終わったら母猫に返す』っていう設定が安心できていいかも。



いろいろと励ましのメールなど下さった方、ありがとうございます。
ご心配をおかけしてすみませんでした…。
私は大丈夫です。同病者の方、一緒に頑張りましょうね(o^-')b

いずれまた、姫ちぃの親バカ日記に戻れる日が来ると思うんですよー。
早くそんな日が来るといいな。

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