|
|
■■■
■■
■ 絵筆をにぎって・・・年賀状!?
お年玉付き年賀状を買ってしまった。
ここ数年は、いただいた方だけにお返事していたのだが(なんと失礼な!)、 電飾ぴかぴかで、赤と緑に彩られた街角で、はっぴを着た郵便局員の おじさんが(推定50歳前後)、寒そうに背中を丸めて「年賀状いかがですかー」 なんて細い声を上げておられたら、そりゃ、人情あふれる私ですもの、 立ち止まってしまいますわ(笑)
たったの15枚なのに、深々とお辞儀をされては、買ったこちらが恥ずかしくもあり。 にっこりと極上スマイルで、「ありがとう」とお礼を言うくらいしかできない。 でも、あのおじさん、場違いな処に出された子どものようでちょっと可哀相だった。
さて、まっさらな年賀状を買ったからには、それ相応な絵柄も必要。 うーむ、としばし沈思黙考する。と、ぽんっ、と膝をたたいて、そのまま 帰宅。おもむろに水筆を出し、絵の具を溶かして、さらり、さらーり。
大胆にも、一枚一枚サルらしき動物の絵を描く。 だが、出来上がった絵は、どれもこれもお寺の和尚さんのような横顔。 まったく、自分の絵心のなさに苦笑するしかない。でもね、この和尚ザル、 とても安らかなお顔なのです。頬をぽっと朱に染めちゃったりして。
昨今のカラープリンタの普及で、今じゃどれもこれも美しいんでしょうね。 気がつけばプリントゴッコも廃頽の一途を辿っているようですし。 なので、群を抜いて粗末な年賀状が届いた方々、笑ってやってください。 「なんじゃ、こりゃー」と頭を掻いて下さい。心だけはこもってますので。
2003年12月25日(木)
|
|
|