|
|
■■■
■■
■ Happy Lucky News!
嬉しいニュースが飛び込んできた。 大学時代の女ともだちが入籍して、その上おなかの中にはベイビーがいるという。 経過報告を箇条書きにしたメイルを読んで、まったく、と思い、よかった、と思う。
彼女、みゆきという、は大学時代の語学のクラスで、唯一の女ともだちだった。 ベルギーからの帰国子女で、ひとつ年上だった彼女は、頭が良くて、堪能で、 身軽で奔放で、プレイガールだったけれど、とても心の優しい女性だった。 長い休みになるとすぐにフランスやらオーストラリアに飛んでゆき、休み明け に大学で顔をあわせると、旅先でのめくるめくアヴァンチュールを話してくれた。
私は、そんな彼女に何度もすくわれた。 グループで群れる女の子たちに馴染めず、気がつくと次第に孤立してゆく 私の傍に、なにげないそぶりでいてくれた。アナタのことなんてこれっぽっちも 気にしてないのよ、といった雰囲気で、愉快な話と高らかな笑い声を響かせて、 彼女は私の傍にいてくれた。そんな彼女を、まるで野生の鹿のようだ、と思った。
大学を卒業してからも、私たちは年に何度か顔を合わせた。 有能な彼女はすぐにバリバリのキャリア組になり、忙しい日々を送っていた。 「結婚ン?そんなの興味ないない」とか、「アタシ、子供って苦手なのよね」 なんて云っていた彼女も、今ではそのどちらも手に入れてしまった。 やれやれ、と思い、おめでとう、と思う。心から、そう思う。
「・・・ってなわけで、どうやら私のほうが結婚も出産も先を越したようね。 しかし妊娠っつーのは本当に大変。仕事の50倍は大変よ」
長々しい箇条書きの近況報告は、こんな具合に締められていた。 いっしょにPTAができないのは残念だけれど、2月に子供が生まれたら すぐに会いに行こうと思う。そして、女の子だったら「ママみたいに いいオンナになりなさいよ」と云い、男の子だったら「ママみたいな いいオンナをつかまえなさいよ」と云うつもりである。
2003年08月26日(火)
|
|
|