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HELEN&HEAVEN
Helen
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2003年11月16日(日)
この世は夢か幻?


今朝、やっと、亡くなった彼と夢の中で出会えたので、かねてからココロに抱いていた質問をぶつけてみた。

普通にいつものメンバーとお話ししている中での会話だったのだが、彼の明確な返事はなかった。

彼らしいといえば、彼らしい…。

「いつもファジーでいること。」 

あんた!ファジーでいるがために、多くのストレスを抱えて病気になったんとちやうんか?! と、激しく突っ込みたい。

4月に出会って、半年後にお別れ…。
多くのメンバーは、もっともっと長い年月、彼との時間を過ごした。
男泣きに泣いていた、あの人もこの人も…私の悲しみなんてめじゃないぐらいに、苦しんでいることだろうと(勝手に)思う。

10年から20年ぐらい経過するまでは、私の中の彼は居なくならないと予想する。
故意か過失かわからないけれど、それほど、強烈なインパクトを残していった。

「元気になって貰わないと、私も困るんです。」

最後のお見舞いの時のお別れの言葉は、私が、精神的に彼を頼りにしていることを、これは駆け引きなしの言葉であったと思っているが、こちら側にとどめておきたいがための言葉でもあったんだな…と手前勝手を思う。

彼からしたら私の存在は、一兵隊だったんですよ。
軍師の彼は沢山の兵隊を持っていて、「洗濯係」「メシマコブを煎じる係」「たこ焼きなどの軽食を買ってくる係」「書籍を用意する係」等を使い分けていた。

自分は他者のオンリーワンになりたがるクセに、他者の誰をもナンバーワンにしたがらなかった。
しいて云えば、メンバーのうち一人だけ「俺と同じ考えを持つ奴。」その人の成長を見届けられないのが残念だと悔しがっていたので、もしかしたら、その彼がナンバーワンかもしれない。いつか彼の遺志を伝える機会があればいいなと思っている。

さて、そんな一兵隊の私は、失った彼に対して、喪失感と「これで、兵隊の駒にならずに済む。」という安堵感とを抱いていて複雑な心境です。

それにしても、まだ、夢に登場させるのは、やはり、喪失感が上回る。

聞きたいことがまだまだ、あった。