本当は、有給届けを出していた今日。
昨日のクラッシックコンサートの余韻に浸っているはずの今日。
泣く泣く早朝の電車で早めに出勤しました。
ここ数日、会社で私専用にしているデスクトップの調子が目に見えて悪くなってきたんです。 予兆は何ヶ月前からかあったでしょうか…。
このデスクトップは会社組織で初購入したウインドウズが出たてのN○C98バリュースターというやつで、OSもWIN95初期型ではなかったかしら…。
数年間のあいだに、初期化再セットアップを幾度となく繰り返し、ハードも増設し…個メーラーにはプロテクトをかけ(こらこら)ほとんど自分色にカスタマイズしていたものだから非常に愛着がありました。
様々なデーターがインストールされているなかで、仕事上必要不可欠のものをフロッピーに移し、他の要りそうで要らないような諸々のデーターは捨てるつもりで、リカバリをすることにしました。
単純に考えていたリカバリも「LANボードのドライバを読み込んでくれない。」という思いがけない障害についぞ、「新しいLANボードを買うてきてください。」と工場長を使いにだしてしまいました。
それでも、読み込んでくれない。 原因はどうやら古すぎるOSのようです。
ネット環境が整わないと、WEBアクセスして伝票発行する得意先があるので、意味がありません。
アナログ人間だらけの会社… 誰も彼も忙しくて自分の仕事にすら追いまくられる会社…
孤独と、自分でなんとかできないはがゆさに泣けてきました。
1日の大半は泣きながらリカバリしていたわけですが(笑)誰も気づかないほど皆、自分の仕事に熱中していました。
定時間近に工場長がやってきて「駄目か〜?あかんか〜?そうか〜。ほな、さいなら♪」うれしそうに帰っていきました。彼の頭の中はもはや、晩酌のことしかありません。
定時退社時刻を2時間ほど過ぎた午後7時くらいに親会社から電話がありました。 電話を取ると体重3桁の友達でした。彼女は役職を持っているので、この時間の勤務はふつうです。
3桁:「私がこの時間に仕事をしているのはふつうだけれど、あなたがこの時間に会社にいるなんて、珍しいわね?!」
私:「半分泣きながら、パソコンのリカバリしてまんね。(ToT)」
今までのいきさつをくどくど述べてみた。
3桁:「ほんまに、そのパソコン、古過ぎるもんな〜。」
私:「工場長も手助けなしに、うれしそうに帰って行きよんね!(┰_┰) ウルルルルル」
ま、彼もウインドウズのリカバリにとっても詳しいわけではないので、仕方ない。
3桁:「それは社長に直接言うて新しいパソコン買うてもらうしかないで、携帯に電話してみ。」 倹約家の友達が言うくらいの古いパソコンです。 社長にものを頼むというのは、かわいげのない社員の私には、少し苦痛であります。 他の役職ならまだしも彼に頼むと一生恩にきせられそうな気がする。(おいおい)
それでも伝票発行ができない(仕事ができない)というのは致命的なのです。 しぶしぶ社長の携帯をならしてみた。
★私の机のPCが何度リカバリしてもネット環境が整えないこと ★整わないことには上得意の伝票発行ができないこと
説明してみた。
社長:「そういったところのサポートセンターに電話してみたんですか?」
私:「はい、LANボードのサポートセンターの言う通りにしてみたけれど、駄目でした。OSや本体の方は、とりあえず、古すぎてサポートしていません。何度も何度もあらゆる方法を試してみたんですけど…うんぬんかんぬん」
私は自力で長年つきあってきたデスクトップを整えることができなくて、情けなくて悔しくて…だんだん泣けてきた。
(T△T) アウアウ〜と、言葉が不明瞭になるくらい泣けてきた。
社長は、「それは新しい機械になれば解消できる問題か?」と鬼の目に涙…もとい…お局が泣いているので畏れおののきながら尋ねた。
つまりは、そう言うことです。
社長:「今から買いに行こうか?」
もう8時前なのでお店が閉まってしまいます。
社長:「明日の土曜日は得意先のつきあいがあるから…」
ゴルフですね。
社長:「工場長につれて行ってもらえ。」
明日の土曜日は定休日だし、私にはプライベートで約束があるのです。 本日も約束を反故にしたので、もう、延長はできません。
結局…工場長に連絡をして次の月曜日に新規パソコンを購入することになりました。
公用の場で泣くという行為は不本意で非常に恥ずかしいものだけれど、このような力関係上発揮するのもよいのではないか? 次に発揮するのは1年後(転職しないでいたら)ぐらいでしょう。
…と、泣いていたカラスがにやにや笑い、帰り支度をしながらこっそり思った次第です。
ほんと言うと、スペシャリストがリカバリすればきちんと設定できたのかもしれません。 まぁ、遠の昔に減価償却できているので、ヨシとしましょう。うふふ
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