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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2003年03月20日(木)
絡む視線

いつもの朝、いつもの駅、いつものホーム…
定刻に電車が滑り込んでくる…。

ホームで待つ位置はだいたい決まっていて、なるべく昇降の少なそうな場所が定位置になる。

電車内で乗り込む場所を間違えると悲惨な目に遭う。
一度、太った二人のヲッサンの背中同士でサンドイッチされて、圧死するかと思った。(;´Д⊂)

いつも乗る電車は少し早めの時間帯なので、比較的空いている。

ゆるり流れる車内をチラリ眺めると、彼が居た!

この表日記 ■ 2002年04月01日(月) ■ に既出の…
〜 昔好きだった人 <The person who loved once> 〜

彼の瞳は大きく力強く印象的である。
花粉症ゆえ大きいマスクで顔の殆どを隠された私の瞳を見て取った。

「見られたっ!(@Д@; アセアセ・・・」

私の心臓から、一瞬のあいだに、はらはら毛が抜け落ちた。

普段なら彼の居るあたりのつり革を持つ私だが、思わず距離をとってしまった。
お互いの立ち位置は推量でしか測れない程度。

彼はそのうち乗換駅で降りて行った。

明日もあの車両に乗り込むんだろうか…
明後日も…

10年以上のブランクの開いた2002年4月に言葉も交わせないまま再会して、それから約1年後の今日、やはり言葉がないまま相手だけを認識した。

「どうしよう…どうしよう…」どうにもならないけれど「どうしよう…」と心臓が打っていた…。