昨日、1月5日の早朝、高知県宿毛(すくも)市の宿毛港から連絡汽船『しまんと』に車ごと乗った。
「九州は初めて。」の、高知のメル友さんも一緒です。
サンフラワーより小ぶりのフェリー『しまんと』は、荒れる海上を急ピッチで進み、人間の胃も急ピッチでシェイクされ、急ピッチでトイレに駆け込んだ。
拷問の2時間半が過ぎると、やっとのことで大分の佐伯港へ、ここから国道と途中少しだけ高速を使い宮崎を駆け抜け鹿児島まで南下する。
約半日かけて、辿り着いた鹿児島のその方のお家では、初めて出会う朗らかで明るくて優しい奥様と、社会人姿もういういしい上のお嬢さんと高校生の下のお嬢さん、コリーの小型のワンちゃんがいらっしゃいました。
人は人を励ましたいときに、あれこれ、うんちくをたれたがってしまう。
それは、勿論、その人を引っ張り上げたい気持ちがそうさせるのであって、 決して、偉そうに言っているつもりではないのだが、
落ち込んでいる人からすると、そんな時に欲しいのは、励ましの名を借りた説法や批評ではなくって、ただ、『肯定してくれる何か…』ではないかなと、最近思います。
何もいらない、ただ、温かく容認して許容してくれるだけで、随分、励みになるもんだ…。
久しぶりにあった、元担当の人は随分痩せて疲れて老けて見えた。
こんな時、もっと辛いのは、側にいる家族で、家族というものは近すぎて言葉を選ばないと諸刃の剣になりかねない…。 随分、ココロを砕かれた様子が受けて取れた。
少しずつ・少しずつ…、お元気になられていらっしゃる様子で、これはもう、やっぱり日にち薬しかないのかな…。 わたしも、落ち込んだときは、そうだったもんな…。
わたしが落ち込んだときは、リアル,ネット関わらず、とてもお友達に恵まれていて、救われた。
真面目一筋で仕事に励んできた男の人は、こんな時、難儀だね。 男の沽券に関わらないような言葉を選ばないと…。 幸いに、気持ちは通じたようなのでして、笑顔を沢山見ることができて、私も安心しました。ほんとう、心配したんだよ…。ヾ(゜εÅ)
さて、鹿児島は美味しいモノがいっぱいあって驚いた。
地鶏のサシミも美味しかったし…。 黒豚の角煮は逸品。 お魚も新鮮なのだな。
『ちまき』っていう火山灰でゆでた餅米の加工品は、わらび餅に似ていて、わらび餅のように砂糖入りのきな粉をまぶして食べるです。 火山灰のアクが少し効いて大人の味だな。 これは、作るのが難しいらしいです。 アクが効きすぎるとエグイんだな。
近くに養蜂場があるらしくって、スズメバチの焼酎をよばれたよ。 スズメバチを生きたまま焼酎漬けにするのよ。 毒も養分もなにもかも一緒につけ込んで、それは、胃とか腸とか滋養強壮に良いらすい…。 意外とまろやかなお味でした。
そして、圧巻は『蜂の幼虫のバター炒め』。 仮面ライダーのような蜂の幼虫の顔は、お目目が意外に可愛い…。 胴体は、細い芋虫のようだ。
そんなに大きくないから食べることができるかも…。
女の子たちは、きゃーきゃーと騒いでいらしたが、ここで食べねば、(私の)女がすたる。
『出されたものは、好き嫌いをしない。』のが信条です。
触感は、かまぼこ。 味は、たんぱくで鶏のささみのようでした。 バターが利いていて、意外とイケル。
ただ、やっぱり胃が本調子でなくって、あまり量が食べられなかったのが残念で、申し訳なかったです。(/_;)
特産の小さめのお米で炊いた純白のご飯が(←結局、食べられなかった。)今でも目に浮かぶ…。 ああ、残念だった。
その晩は、建設後2年ぽっちの、そこの企業様が建てたリゾートホテルに泊まった。 契約しているとかで、スッチーが泊まりに来ていた。
夜は更けて見えなかった霧島が翌朝には、雪の羽衣をまとってお目見えしました。
1月6日の今日は、午後には志布志港からサンフラワーに乗り込まないと行けないので、スケジュール的に、「いそ邸」という島津藩ゆかりの博物館に鹿児島のご夫妻に連れて行って貰う…。
庭園も建物も古くゆかしくロマンがあったな。
残念ながら霧島は雪で通行止めでした。
途中、経路を変える高知のメル友さんと駅でお別れ…。
私のたっての要望で、鹿児島のご夫妻とお昼に『鹿児島ラーメン』を食べた。
黒豚の角煮やチャーシューが厚切りで、案外スープがさっぱりしていました。 ъ( ゚ー^)
楽しい時間は、あっという間に過ぎ、いよいよ港に行かねばならない…。 ホント、来て良かった、ありがとう。。。
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