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2008年12月23日(火)
『大乱闘スマッシュブラザーズ』に来たオファーのなかで「一番難しそうだと思ったキャラクター」

『CONTINUE Vol.43』(太田出版)の「『ゲームセンターCX』特集」より。

(「スペシャル対談・有野晋哉(よゐこ)×桜井政博(有限会社ソラ)」の一部です。桜井さんが手がけている大ヒットシリーズ『大乱闘スマッシュブラザース』の登場キャラクターについて)

【有野晋哉:『スマブラX』(今年発売されたWii用ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズX』)には『パルテナの鏡』のピットが入ってるんですけど(笑)、なんで入ってきたんですか?

桜井政博:『パルテナ』って、海外でものすごく人気なんですよ。それに『スマブラ』をシリーズでやっていく上で、必ず出てくるべきキャラクターのひとつだと思ってますし。ただ、イケメンにしましたけどね(笑)。

有野:僕は『スマブラ』に『スペランカー』も出てくるべきやと思うんですけど(笑)。

――(『MGS(メタルギアソリッド)』シリーズのスネークも出てきましたからね(笑)。

桜井:いやいや、スネークもいるから『スペランカー』も出るでしょうっていう風にはならない(苦笑)。スネークも関係者の間では「ダメだ!」「いや、やるべきだ!」と議論があったんです。きっかけは小島(秀夫)監督が「出してほしい」って、おっしゃったことなんですけどね。

有野:じゃあ『スマブラ』に課長も出たい、言うたら参加できますか?(笑)

桜井:一応、これワールドワイドで売らないといけないので(笑)。

有野:必殺技は「名刺を出す」とか(笑)。あとは根気しか武器がないですけど。

桜井:けっこういろいろなところから『スマブラ』にはオファーが来るんですよね。一番難しそうだと思ったのはレイトン教授(笑)。

有野:長いこと考えなあかんですよね(笑)。課長も動かへんもんなあ。】

〜〜〜〜〜〜〜

 僕も『スマブラX』の登場キャラクターにピットが入っていたのを見て、ちょっと驚いた記憶があります。でも、『アイスクライマー』もいるくらいなので、そんなに違和感はなかったんですけどね。
 任天堂のハードとは縁が薄かった『MGS』のスネークが登場したことには、「KONAMIとソニーはうまくいっていないのか?」と勘繰ってしまいましたが。

 個人的には、ここでの有野課長の提案は却下されているのですが、ぜひ『スペランカー』を見てみたいものです。自分の腰くらいの高さから落ちると死ぬ「探検家」で、どうやって戦うことになるのだろう。
 現在での知名度では、ピットよりも有名だと思いますので、次回作ではぜひ検討していただきたいものです。任天堂以外のキャラは、なかなか権利関係が難いのかな。

 これを読んでいて、『スマブラ』に「レイトン教授」の登場オファーが来たという話には、思わず僕も笑ってしまいました。
 確かに『レイトン教授』シリーズはいままでの3作品が大ヒットしており、ニンテンドーDSを代表するゲームのひとつです。
 レイトン教授自身の知名度も高そうですが、いったいどうやって戦うんだ教授!
 必殺技は「ナゾ解明」とかになるのでしょうけど、それを格闘ゲームで絵的に表現するのは、かなり難しそうです。
 カービィと殴りあうレイトン教授というのは、ネタとして一度は見てみたい光景ではあるのですけど、レベルファイブはレイトン教授のイメージをどう考えているのだろう?

 オファーするほうも勇気があると思いますが、いろいろ想像してみると、『スマブラ』にレイトン教授というのも、けっこう面白いかもしれません。

 なんだか、次回作には本当に「レイトン教授」が出てきそうな予感がする……