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2006年04月01日(土)
気になる女性にメールを送るタイミング

「sabra」2006年4月13日号(小学館)の「くらたまが徹底指南・超行列の恋愛相談所 倉田真由美vs悩める子羊達!」より。

【27歳男性(彼女いない歴3年)からの相談

<悩み>じらしか、脈なしか?

相談者:気になる女性がいます。彼女からメールをくれることもあるのですが、僕からメールを送ると、返事がけっこう遅れることがあるのです。じらされているだけなのか、それとも全く脈なしなのか、どういうことだと判断したらいいのでしょうか?

倉田:要するに、彼女の本心がわからないんだよね?

相談者:はい。僕の気持ちを知っていながらメールをくれるのは、彼女のほほうにも気がある証拠だと思うんですが、返事がなかなか来ないのは、じらされているんでしょうか?

倉田:いや、気持ちを知っていながらメールをくれるのは、少しは気がある証拠っていうのは、ものすごく勝手な思い込みだよ。だって、自分のことを好きだとわかっている人がいるとして、その気持ちを早く吹っ切ってもらいたいって思う人は稀でしょ。男女問わず、人から好かれるのは、悪い気がするものではないから。
 だから、自分の気持ちを知っているのにメールをくれるからって、彼女も気があるのではないかと考えるのは早計だよ。「ある程度は気がある」から「ほとんど気がないけどとりあえず引っ張っておきたい」まで、グラデーションの距離は長いですよ。

相談者:僕はメールをもらうと速攻で返信しているんですが、僕も少し遅らせたほうがいいでしょうか?

倉田:私は女性誌でも恋愛相談やってるんだけど、女の子たちも似たようなことで悩んでるんだ。
 だけど、それを悩み始めた時点で、負けまくりなんだよね(笑)。余裕がある人は、メールを出すタイミングをいつにするかなんてことは、考えないんだよ。相手のことをどれだけ気にしているかによって、メールをいつ出したらいいかと考える時間の長さが決まってくるんです。
 私もメールをいつ出すのか悩んだ経験はあるけど、そういう余裕のなさは、絶対に相手にバレる。だから、そういうことは考え過ぎないほうがいいと思うんだ。
 考えすぎない時のほうが、ナチュラルに行動できるよ。多少の余裕があるように見えるしね。まあ、さんざん迷って失敗したとしても、学ぶところはあるはずだから、それはそれだとも思うけど。】

〜〜〜〜〜〜〜
 
 ああ、【「ある程度は気がある」から「ほとんど気がないけどとりあえず引っ張っておきたい」まで、グラデーションの距離は長いですよ。】というのは至言だと思います。そりゃあ相手にもよるでしょうけど、一般的には、自分のことが好きだと予想される人を片っ端から切り捨てたがる人なんていないわけで。「メールのやりとりくらい」ならば、よっぽど嫌いな相手でさえなければ、そんなに苦痛にならないという人も多いのではないでしょうか。
 もっとも、メールの頻度というのは、「好感度」に必ずしも比例するというものではなく、単に「メール好きか?」という要因もけっこう大きいような気はしますけどね。
 
 しかし、「悩み始めた時点で、負けまくり」というのは事実なんですが、やっぱりそういうのに慣れていないと、本人にとっては悩むしかないんですよね。「悩むな」と言われたら、今度は「どうやったら悩まないだろう…」なんて、真剣に悩んでみたりして。「考えるな」と言われたって、ブルース・リーじゃないのですから、「感性のままに行動する」なんてことは普通、なかなかできません。よく「男は恋人(あるいは妻)がいるほうがモテる」なんて言いますけど、所持金ゼロのときに「どうやったら金持ちが大金持ちになれるか?」なんて話をしてみても、しょうがないわけだし。

 結局は、「恋の駆け引き」なんて、やろうと思っても、なかなかできるものじゃない、ということみたいです。僕の知り合いの女性たちは、「とにかく返事は早く」「男はそんな駆け引きなんてしないほうがいい」「むしろ、女に翻弄されるくらいのほうが可愛げがあってベター」なんて先日言っていました。

 まあ、「メールしようと思ったときは、躊躇せずに即座にメールするべき」なのは間違いないみたいです。あくまでも「ストーカー」にならないレベルで。「少なくともその日のうちに」というのが、最低限のマナーだと言っていた人もいましたし。
 でも、メールだけでは、いくらがんばってもなかなか決定打は放てないにも事実ではありますよね、所詮は。