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2005年12月29日(木) ■ |
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元祖プレイボーイが断言「モテたい男の子は本を読むといい」 |
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『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)2006年1月号の特集記事「5236人の本好きが選んだブックオブイヤー」より。
(「2005年、モテ男たちはこんな本を読んでいた」というインタビュー集のなかから、「元祖プレイボーイが断言『モテたい男の子は本を読むといい』」というタイトルの石田純一さんのインタビューの一部です。取材・文は岡田芳枝さん)
【石田純一「よく街を歩いてると『どうやったら女の子にモテるのか教えてください』ときかれるんだけど、モテたい男の子は本を読むといいんですよ。ファッションだってオシャレにこしたことはないけど、知性はアンリミテッドですから、飽きられることもないと思います。ほら、伊藤博文なんて、正直、醜男じゃない?でも、彼の世界は魅力あるからモテるもんね、結局。 僕の場合は、ロマンと現実の差異を埋めていく読書の仕方なんです。経済でも、グローバルスタンダードを礼賛する本を読む一方で、マレーシアのマハティール首相の声にも耳を傾ける、みたいなね」
インタビュアー:なるほど……。ところで、こんなふうに女性とのデートでも本の話をされるんですか?
石田純一「相手にもよりますよね。でもね、よく友達にも『それ、石田の手だからさ』と言われるんです。『それでボーっとなったら引っかかってる証拠だから』と。僕としてはそういうわけじゃないんですよ。ただ、大事な人が聞いてくれればいいんです」】
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このインタビューをした記者の方、さぞかし大変だったでしょうね。もちろん、笑いをこらえるのに。この石田さんの話、どこまでネタだかわからないというか、ネタであってほしいというか… そもそも、石田さんの場合、これが『ダ・ヴィンチ』だから「モテたい男は本を読め」になっているだけであって、ファッション雑誌だったら「○○を着ろ」、グルメ雑誌だったら、「××を食べろ」とかになっていそうですしね。まあ、こういうのが、タレントとしての最近の石田さんの「芸風」ですから、いたしかたないんでしょうけど。 でも、街で石田さんを見つけた男が「どうやったら女の子にモテるのか教えてください」なんていきなり聞くなんて、ちょっとありえないような… スピードワゴンのネタかと思いましたよまったく。 さらに、「知性はアンリミテッド」と、リミッターかかりまくりのようにしかみえない石田さんが豪語し、「伊藤博文は醜男なのに…」なんて決めつけているのも凄いです。明治時代の美醜の概念なんて現代とは違うでしょうし、そもそも「伊藤博文の世界」って、いったいどんな世界なんだよ、と。著書は「大日本帝国憲法」? 実際のところは、本を読んで内容を理解しようとするより、こんなふうにわかっていそうな薀蓄を傾ける技術のほうが、はるかに「モテるために役立つ」のかもしれません。でも、僕はとりあえず、こんな話に感心してしまう女の人にモテなくても、全然かまわないなあ、とは思います。
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