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2005年08月29日(月) ■ |
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ヒョードルは、「電車男」だった! |
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日刊スポーツの1面、「PRIDE29」の結果を伝える記事の一部、エメリヤ−エンコ・ヒョードル選手の人となりを伝えるコラムです。
【人類60億最強の男は、アキバ系だった!? ヒョードルは来日すると、必ず東京・秋葉原に立ち寄る。ガイド役のDSE社員によると、宿舎ホテルのある新宿から普通に電車に乗って行く。秋葉原デパート1階にあるお気に入りの食堂で焼きそばをつまみにビールを1杯。トイレを探すDSE社員に「2階だよ」と教えるほどで、街の中も知り尽くしていて細い道もスイスイ。電化製品だけでなく、お土産を安く売っている行きつけの店もある。万華鏡を勧めると「もう持ってる」と断られるほど。店を見て回るのが楽しいらしく、完全な「秋葉原オタク」だ。 「オタク検定試験」が話題になったが、暗いイメージより1つのことをとことん突き詰める強みが注目されている。ヒョードルもオタクの資質があるからこそ自分の腕力に慢心することなく、勝利のための練習、戦略に徹底的な準備ができるのかもしれない。】
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昨日の「PRIDE29」で、ミルコ・クロコップ選手を降して、まさに「人類最強の男」となったヒョードル選手なのですが、プライベートには、こんな一面もあるんですね。まあ、とくに「オタク」というよりは、海外から日本に来る外国人にとっては、秋葉原というのは魅力的な街で、観光や買い物に訪れる人の数はものすごく多いようですが。確かに、ロシアには、秋葉原のような「品物が豊富なショッピングの街」は、あんまりなさそうですし。それにしても、あのヒョードルが、「電車で秋葉原に行って」「焼きそばをつまみにビールを1杯」なんて姿はちょっと想像しにくいですよね。万が一そんな姿をみかけても、気軽に声はかけづらいだろうしなあ。 先日の「トリビアの泉」での「アキバ男は、絡まれている女性を助けるのか?」という実験で、メイドカフェに行こうとしていたヒョードルが被験者になったりしていたら、それはそれで面白そうなのですが(絡む役の男性は、かなり悲惨な目に遭いそうだけど)。 それにしても、こういう格闘家というのも、「オタク的」であることは間違いないですよね。彼らの「強くなる」「相手を倒す」という目的に対するストイックさというのは、やっぱり常人にはそう簡単にはマネできないところでしょう。普通の人間が「まあ、このくらい鍛えればいいだろう」と思うようなところから、苦しいトレーニングに耐えてさらにレベルアップしていくためには、強迫観念的なものが必要になりそうだし。何の世界でも、頂点を極めるような人というのは、「オタク的な、ある種異常なまでの探究心」というのを持っていることが多いのです。偉大な学者は「研究オタク」だし、サッカー日本代表だって、「サッカーオタク」がほとんどのはずです。結局は、そのジャンルが、世間に認知されていたり、世の中で役に立っているかというだけの違い。 まあ、「一芸を極めた人には、オタク的な要素がある」のは確かだとしても、「オタク的な人」が、必ずしも一芸を極めているとは限らない、というのが現実なんですけどね。
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