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2004年10月31日(日)
「ローソン」とは一体何ぞや?

「九州ウォーカー・2004.No.23」の読者投稿ページ「ハガキの惑星」の「ローソンにひそむ『へぇ〜』な話」より。

【投稿者:最近気付いたことがあります。コンビニの名前なんですが、セブンイレブン」や「ampm」は意味がわかりますよね。もともとは7時から11時(23時)まで開いていたとか午前も午後もいつも開いてますとか、そういうところからきてるのでしょうが、「ローソン」って一体どういう意味なんでしょう?しかも、よくよく見てみるとローソンのロゴマークの中にはビンみたいな絵が入ってて、それも含めて「?」です。

回答者:目の付けどころが鋭いですな☆ローソンのマークの中にビンの絵が描かれているなんて読者の何割の人が認識しているでしょうか。そもそもの疑問は、「ローソンとは一体何ぞや?」っちゅうとこやね。単語としての意味はわからんよね。しかし、それもそのはず、「ローソン」は、ナント人名だったんす。ローソンの起源はアメリカの「ローソンミルク社」。つまりローソンさんっちゅう人がやってた牛乳屋さんなわけよ。そんで、今でもロゴマークにミルク缶が残っているんだっちゅーの。】

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 僕もけっこう「ローソン」を利用しているのですが、実はこれを読んでロゴマークの写真をあらためて見て、ようやく「確かに、『フランダースの犬』でパトラッシュが引いていたようなミルク缶が描かれている」ということを認識しました。車を運転していても、あの「青地に白の看板」=「ローソン」というのは一目でわかるはずなのに、わかっているつもりでキチンと見ていないものというのは、けっこう多いものだなあ、とあらためて痛感させられました。
 ところで、この投稿者はそれなりの年齢、たぶん20代半ば以上ではないかと僕は思ったのですが、その理由は、「セブンイレブン」の名前の意味がわかる、と書いてあることでした。
 高校時代くらい15年〜20年くらい前、「セブンイレブン」は、「朝7時から夜の11時まで開いている、画期的な店」として「セブンイレブン、いい気分〜、開いててよかった!」というキャッチコピーとともに、どんどん全国展開をしていきました。今となっては、コンビニは24時間営業が当たり前なのですが、以前は夜の7時を過ぎれば開いている店もほとんどなく、夜にお腹が空いたら冷蔵庫の余り物をあさるかガマンするしかないというのが世間の常識だったのに、この「コンビニエンスストア」という存在は、いろんな意味で人々の生活に劇的な変化をもたらしたのです。夜更かしをする人が増えたからコンビニができたのか、コンビニができたから、夜更かしをする人が増えたのか、それはもう、今となってはわからないことなのですが。
 おそらく「ローソン」さんも、自分の名前のついた店が、この日本という遠く離れた国でここまで一般的なものになり、ゲームとかチケットまで売られるようになるとは、牛乳屋さんをはじめたときには、夢にも思わなかったことでしょう。サイドビジネスで身を滅ぼす企業がたくさんある一方で、シャープペンシルをつくっていた「SHARP」とか、花札やトランプをつくっていた「任天堂」のような企業も、けっして珍しいものではないんですけどね。