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2004年07月23日(金) ■ |
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”カリスマ占い師”細木数子さんの大予言 |
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夕刊フジの記事より。
【お笑いタレントのおさる(35)がカリスマ占い師、細木数子(65)の“ご託宣”に苦悩している。今月4日に放送された「史上最強の占いバトル 細木数子Vsウンナン! 超有名人100人怒涛の運命メッタ斬りSP!」(TBS系)で指示された改名問題だ。
番組で、おさるは細木に「若手お笑い芸人ブームに乗れずに伸び悩んでいる」と告白。細木の答えは「芸名が悪い」「絶対に変えるなら(売れる新芸名を)教える」で、「変えます!」と宣言したおさるに、細木が命名したのが「モンキッキ」だった。
その際、細木が「(命名後)変えなかったら、私が地獄に送る」と脅したこともあって、おさるの苦悩がはじまった。
細木といえば、古くは郷ひろみと松田聖子の破局を予言。最近では別の番組で石原慎太郎都知事を前に「ワタシを誰だと思ってんの」「次の都知事選には立候補しない方がいい」と歯にきぬ着せぬ物言いで、芸能界で最も恐れられている存在。
しかも、同番組の視聴率は平均25.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と高く、「改名」場面は瞬間最高の34.1%を記録。その後、改名しないおさるに「『本当に改名するのか』と問い合わせが多数寄せられている」(同局)と熱い視線が集まっている。
それだけに、「実際に名前を変えるとなるといろいろ事務的な問題もあり、細木さんにいわれてから、おさるはかなり悩んでいたようです。ただ最近、ある結論を出したと話していました」(知人)。
悩んだ末のおさるの結論について、所属事務所では「今の段階で、はっきりしたことはいえませんが、来月中旬におさる本人が会見し、みなさんの前ではっきりさせます」という。
そもそもは「アニマル悌団」でコアラとともに活躍し、解散後はソロで奮闘。このまま「おさる」で行くのか、「モンキッキ」で出直すか。】
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いや、売れないだろ「モンキッキ」にしても…「おさる」より呼びにくいし、親しみもわきにくい。それに、本人の芸風が変わらなければ、「若手お笑い芸人ブーム」に乗れるわけもありませんし。 なんて思いつつも、実際に「芸名を変えたら売れた芸能人」とか「改名したら活躍できるようになったスポーツ選手」というのもけっこういるわけで、あながちバカにもできないかな、という気もするのですが。
しかし、この細木さん、僕はネプチューンの番組で観たのですが、なんだかいつも登場する場面は各界のVIPに崇められてお礼の札束がドッサリとかそういうのばっかり。そして、御本人が何を言われるかというと、「こうすればデッカイ金を掴める!」という、スパムメールですかそれは…とツッコミたくなるような「御神託」ばかり。
もちろん、あれだけお礼をする人もいるということは「霊験あらたか」なのかもしれませんが、考えてみれば、各界の重要人物に「こういうふうにしなさい」とアドバイスしていれば、必ず誰かは「言われた通りにして正解でした」という人が出てくるはずです。その人が吹聴すれば、「細木さんはスゴイ!」という話になるのです。もちろん、「言ったとおりにしたら失敗した」という人は「信じたほうが悪い」ってことになりますし。
細木さんは、けっしてウソツキではないと思うのですよ。僕が以前話を聞いたことがある占い師の方は、「相手の微妙な態度や言葉などから判断して、相手が望んでいる答えを出してあげるのが『占い』だ」と言っていました。もちろん、すべての占い師にこれが当てはまるとも思いませんが、確かにそうやって「他人を信用させる能力」というのは、ものすごい「技術」ではあるんですよね。同じことでも、彼女の口から出れば意味が生まれてくるのですから。 だいたい、「松田聖子と郷ひろみの破局」なんて、みんな「予言」してたはずなのに!
とりあえず、これで「話題になった」という点だけでも、おさるさんにとっては「オイシイ」ことなわけですし。 それにしても「モンキッキ」はセンス無さすぎ、ではありますが。
鈴木一郎が素晴らしいバッターになったのは、少なくとも、登録名を「イチロー」に変えたからではないはずです。心機一転と考えれば、改名も悪くはないでしょうけどね。 それにしても、占いというのは不思議なものです。 「どうやっても100%当たる未来」ならば、そもそも占ってもらって未来を知ったところで、どうしようもないはずなのに、みんなそれを知りたがる。 そもそも、【「(命名後)変えなかったら、私が地獄に送る」】なんて狭量な「神様」の言うことなんて、信じられますか?
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