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2003年12月22日(月)
マイケル、友達選べよ!

日刊スポーツの記事より。

【少年への性的虐待などの罪で18日に起訴された米歌手マイケル・ジャクソン容疑者(45)が20日、カリフォルニア州サンタバーバラ郊外の「ネバーランド」の自宅に約600人を招待してパーティーを開催した。友人のエリザベス・テーラー(71)やマイク・タイソン(37)らも訪れた。マイケルの無実を訴える、事実上の“決起集会”だったようだ。
 約1カ月ぶりに自宅に戻ったマイケルが、友人たちを集めた「感謝のパーティー」を大々的に開催した。ネバーランドの入り口には、大勢の報道陣が詰めかけ、敷地内に入っていく車や周囲の様子を全米に生中継した。「マイケルは無実」などと書かれたプラカードを持ったファンも多数集まった。
 テーラー、タイソン、MCハマー、テニスのセリーナ・ウィリアムズ、コメディアンのエディ・グリフィンら著名人のほか、ファンも多く招待された。中には子供を連れた母親の姿も見られた。両親、兄弟らマイケル一家も勢ぞろいしたという。
 このパーティーはマイケルの家族が企画した。先月20日の逮捕から現在までマイケルを支えてくれた友人やファンに、マイケルがお礼を述べるためとしている。敷地内には特設のステージが設置され、マイケルのミニコンサートも行われたようだ。
 マイケルは先月18日に家宅捜索を受けて以来、3人の子供たちとラスベガスなどで過ごしていた。逮捕後初めて、事件の舞台となったネバーランドへの帰宅となった。今月18日にはサンタバーバラ郡地方検察局から、少年への性的行為や飲酒させた疑いなど9件の罪で起訴された。弁護士のマーク・ゲラゴス氏は「全くの事実無根で、事件の目的は金と復しゅうだ」と無実を訴えている。この日のパーティーでもマイケル側が同様の主張をしたとみられる。】

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 今のところ、マイケル・ジャクソンの「少年への性的虐待疑惑」については、係争中の段階で、マイケル・ジャクソンは犯罪者、とは言えない状況ではあるわけですが、それにしても、こういうところに国民性の違いというのを感じずにはいられません。
 日本だったら、抗議活動にしても、もうちょっと真面目にやるんじゃないかなあ、なんて。
 マイケルの性格からすると、これが「大真面目」なのかもしれないけれど。
 この報道内容からすると、マイケル側は、むしろ「挑戦的な態度」を検察側に対して見せているみたいですね。ファンにとっては、一足早いクリスマス・プレゼントといった感じなのかもしれませんが、「何もこんな時期に、そんなバカ騒ぎして世間の耳目を集めなくても」と思う人もいるのでは。
 「疑惑があるからこそ、派手なパフォーマンスでアピールする」のがアメリカ流なのかなあ。

 それにしても、マイケル・ジャクソンのこのパーティ、なんか「いかがわしい感じ」が、この記事を読んだだけでも伝わってくるんですよね。
 男性問題の大家、なぜかマイケル絡みの話題には必ず出てくるエリザベス・テーラーさんとか、犯罪歴多数・最強のボクサーだったことは誰もが認めても、問題行動の多さも超ヘビー級のマイク・タイソンさんとか、「参加した友人」たちも、脛に傷を持った人が目立つような…
 僕の感覚からいうと、ニセ有栖川宮パーティをはじめ、「有名人多数のパーティ」というのには、なんだかいかがわしさを感じてしまうのです。その人たちのネームヴァリューで、「何か」を誤魔化そうとしているような。
 だって、マイケルとマイク・タイソンが仲良しだなんて、想像つかないし。

 この記事を読んで、「マイケル、友達選べよ!」と僕は思わず呟いてしまったのですが、まあ、「少年からマイク・タイソンまで」というのは、ある意味、マイケルの人脈の広さと懐の深さなのかもしれないですよね。とても真似できないや。