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2003年12月13日(土)
行列のできないPSX

共同通信の記事より。

【ソニーは13日、クリスマス商戦の切り札として期待する新商品「PSX」を発売した。ハードディスク付きDVDレコーダーに、人気の家庭用ゲーム機「プレイステーション2」(PS2)の機能を搭載した新世代の融合型デジタル家電。安いモデルは8万円を切るという低価格戦略で、発売前から話題を呼んだ。
 ハードディスク付きDVDレコーダーでは松下電器産業と東芝、パイオニアが強みを発揮。出遅れたソニーは安さと「PS2」で反撃を狙う。
 家電量販店のビックカメラ有楽町店(東京都)は開店を1時間繰り上げて午前9時から販売を開始。ただ、事前に予約を受け付けていたこともあって開店直前に並んだ客は7人と少なめ。やや寂しいスタートとなった。
 購入した横浜市の会社員、清原茂樹さん(28)は「1年前から欲しかったのですごくうれしい」と笑顔で語った。】

参考リンク:PSXのスペック(ソニーのサイトより)

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 ああ、そういえば今日発売だったんですね、PSX。時間が経つのって早いなあ、とか、この記事を読んで思ってしまいました。
 しかし、発売直前の仕様変更(しかもスペックダウン)とか、買う側にとってはやや不安な印象もあったPSXですが、安いモデルでは8万円で最長約200時間録画できる160GBのハードディスク内蔵、高いモデルでは、10万円で最長300時間以上録画できる250GBのハードディスク内蔵と、今までの同程度の機能・HDD容量の他社のDVDプレイヤーと比較すると、圧倒的に安い価格設定がされています(従来は250GBだと最低十数万円くらい)。しかも、PS2までついてくるのですから、はじめてDVDレコーダーを買う人にとっては、かなり有力な選択肢になることは間違いありません。
 僕は、テレビ番組を録画するだけしてなかなか観ることができず、連続ドラマをその辺にあるテープにバラバラに録画しているうちにどこに何を録画したかわからなくなり、結局観なかったりすることがよくあるのです。
 DVDレコーダーだったら、とりあえずハードディスクに入れておけば、すぐ頭出しをしたり、整理してからDVDに焼くことだってできますし。
 周りのHDD付きDVDレコーダーを使っている人たちは、口を揃えて「一度使い始めたら、もう手放せない」なんて言ってます。

 ただ、この記事では、「行列もできず、人気はいまひとつ」というような印象を受けますが、それはおそらく発売直前のスペック変更による不安や安いとはいえモデルでも8万円という価格のためだと思います。
 まあ、ボーナスが出たとはいえ、衝動買いできる値段じゃないですし。

 それに、正直なところ、PSXって、あんまり「行列ができる」製品じゃないと思います。
 PSXの特長は、なんといってもその「安さ」とPS2のゲームができる、というところだと思うのですが、考えてみると、DVDもPS2も、僕たちにとっては「既知のもの」なんですよね。
 たとえば「ドラゴンクエスト」の新作のように、「今度のドラクエは面白いのかなあ…」という期待(もちろん、不安も)を抱かせる製品じゃありません。
 それは、買う側からすると、「安心できるけど、ドキドキしない」ものですし、他人より早く手に入れるメリットもそんなにないんですよね。
 結局、いつのまにかみんなに行き渡っている、って感じになるんじゃないかなあ。

 でも、ついつい、「プレステ2はもう持っているから、プレステ2の分だけ(今は2万円くらい)安くならない?」とか思ってしまうですよね。
 2台目のプレステ2があっても、僕は1人しかいないし…