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2003年11月09日(日) ■ |
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安倍麻美と嘘と投稿写真 |
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スポーツニッポンの記事より。
【「モーニング娘。」の安倍なつみ(22)の妹で、アイドルの安倍麻美(18)が8日、一部雑誌に“恋人とのプライベート写真”が流出したことについて「たくさん心配かけてごめんね」と、写真が本物であることを認める発言をした。
大勢のファンで膨れ上がった初アルバム「Wishes」の発売記念イベント。同アルバム収録曲「きみをつれていく」「会いたい」の2曲を歌い終わった後、安倍は突然、真しな表情で語り始めた。
「ホームページにもメッセージで書きましたが、たくさん心配かけてごめんね」。一瞬静まり返った会場。少し涙目になりながら「みんなからはたくさんの励ましの言葉、勇気をもらいました。本当にうれしかった」と語ると、会場からは「がんばれー!」と励ます大歓声がわき上がった。
その声援に励まされたかのようにホッとした笑顔。「今、麻美が一番幸せなのはみんなといること。これからももっともっと頑張りますので、あらためてよろしくお願いします」と深々と頭を下げた。
問題の写真は10月30日発売の月刊誌「BUBUKA」12月号に掲載された。服を着たまま恋人らしき男性と二人でベッドに横たわる写真や、男性のほおにキスしているプリクラ、安倍がたばこをくわえている写真など、私的でスキャンダラスなものばかり。同誌の報道を受けて、同月30日に自身のHPで過去に好きな男性がいたこと、その人にフラれ、忘れるために別の男性と付き合ったことなどを素直に告白。「弱い自分が一瞬の現実逃避のためにずいぶんバカなことをした」とコメントしていた。
この日は、その後「守ってあげるよ」など3曲を歌い「2月27日の誕生日にはファンクラブイベントをやりたいです」と意気込み。握手会ではファンに対し終始、満面の笑みを見せて元気ぶりをアピールしていた。】
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この記事を読んで、「なんだかヘンな感じ」と思ったのは僕だけでしょうか? もちろん、安倍麻美さんのファンでもなんでもない僕にとっては、どうでもいいことではあるのですが。 でも、「過去に好きな男性がいたこと、その人にフラれ、忘れるために別の男性と付き合ったこと」なんてのは、別に「バカなこと」でもなんでもないような気がするんですよね。そういうのは、「よくあること」で、「弱い自分が現実逃避のために」なんて大仰に恥じてみせるようなことではないんじゃないかなあ、と。まだ18歳なんだし。 むしろ未成年のタバコは犯罪ですし、こっちのほうが問題なんじゃない?
恥ずべきとすれば、デビュー直後という芸能人として大事な時期に、そういうプライベートでの「隙」を見せてしまったこととか、もしその男性が今回の流出事件にかかわっていたとすれば(写真だけなら現像所の人が流すことがよくあるそうなのですが、プリクラも一緒、ということであれば、相手の男が関わっていた可能性は高いと思われます)、その「バカなこと」の相手にバカな男性を選んでしまった、ということにでしょう。 まあ、安倍麻美さんという人は、自分の仕事に対する注意深さや男選びのセンスがない人なんだなあ、というだけのことで、別に誰かに謝る必要なんてないのでは。
でも、この記事を見ると、スキャンダルに対する芸能人の対応マニュアルみたいなのも、時代とともに移り変わってきているんだなあ、と思います。 昔の「高部知子ニャンニャン写真事件」とかのときには、本人は批判の矢面に立たされ、謹慎を余儀なくされたのに、今回はむしろ、「それを利用して同世代の共感を得る、イメージアップ作戦」を展開しているような感じがします。本人の意思がどこまで反映されているかはわかりませんが。
「今、麻美が一番幸せなのはみんなといること」という言葉は、たぶん誰も(おそらくは彼女のファンでさえも)信じてないでしょう。 でも、それを承知の上で「芸能人としての成功のために、本音を隠して営業スマイルをふりまく麻美ちゃん」に同世代として共感する人たちもけっこう多いんだろうなあ。
「アイドルもラクじゃない」とファンさえも思うような時代は、果たして、ファンにとって幸福なのか不幸なのか?
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