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2003年09月25日(木) ■ |
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東京大学がMacintoshを選んだ理由。 |
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朝日新聞の記事より。
【東京大学が、大学院と学部の全学生約3万人や教職員が学内で使う共用パソコンで、アップルコンピュータのデスクトップ型「iMac(アイマック)」を来年3月から導入する。現在の共用機は、無償で公開されている基本ソフト(OS)「リナックス」をベースにした簡易パソコンだが、5年の更新期を迎えるのを機にマックに切り替える。現在は原理的にはOS最大手のウィンドウズも使えるが、来年3月以降は、一部の高機能パソコンを除き共用パソコンの大半でウィンドウズが使えなくなる。
東大は、駒場第1と本郷、柏の3カ所のキャンパスに共用パソコン約1400台を置き、情報交換網システム(LAN)で結ぶ。
マックを導入する理由について、東大では「ウィンドウズに比べて様々なソフトの導入がしやすく、不具合が起きても自分で直しやすい利点がある」と説明している。
アップルコンピュータの日本法人は、米国で実績がある教育機関向けの市場開拓を進めてきたが、「パソコン1000台を超える規模の受注は初めて」としている。 】
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日本マクドナルドの経常利益赤字転落、オリックスのマック鈴木火ダルマ、と厳しい状況が続いている(?)Mac陣営としては、久々の朗報と言えましょう。 何で今さら、Macなの?と思う人も多いと思うのですが、研究者とか医者とかクリエイターのような、「ちょっと人とは違う仕事」をしていると自負している人種は、けっこうMacが好きなのですよ実際。 まあ、そういった個人個人の好みはともかく、僕も研修医の最初のころはMacを使っていました。しかしながら、田舎の電気屋に一台だけ置いてあったパワーブックですから、メモリの増設をしないとどうしようもないにもかかわらず、店員も「いや〜、Macのことはよくわかんないんですよね〜」なんて言ってましたけど。数 日後にプレゼンテーションしないといけない状況で、急いで買って帰ったのですが、ソフトをインストールしようとしていきなりメモリ不足になってしまったのにはびっくり。増設しないと4Mくらいしかメモリが無かったのだと思います、確か。
そんなこんなで、そのMacはまともに使いこなせなかったのですが、気持ちとしてはマイナーなMac派、ではあったわけです。医者というのは、デザイナーと並んでMac好きな人種といわれていて、周りもMac派が多かったですし。
しかし、4年前に買い換えるときに、ソフトの多さと価格からWindowsに転向して、それ以来は、Windowsマシンをメインで使い続けています。 今では、Macの使い方はほとんどわかりません。 「どうして、このマウスはボタンが1つしか無いんだっ!」って。 実際、医者の世界でも、最近入ってきた研修医たちは、どちらかというとWindows派が多いんですよね。主に使うソフトがパワーポイントやWORDであれば、全然困らないわけですから、同じくらいの性能で安いほうがいい、というのはある意味当然でしょう。
世間では圧倒的にWindowsが多いのに、なぜにいまさら、日本でいちばん大きくて影響力のある大学がMacなの?将来困らないのかな…とか疑問になりませんか?偉い人でMacフリークがいるのかな、とか思ってみたり。
たぶん、価格の問題とか、ウイルス対策とか、いろんな問題があるのでしょうけれど、それでも今回の東大のMac導入は、ちょっと不思議な感じがしました。
「ひょっとして、職員にネットワークゲームをさせないため?」などと勘繰ってしまったのは、僕だけですよね、きっと。
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