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2003年09月15日(月) ■ |
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アンチ阪神にとっての阪神優勝(阪神ファン閲覧禁止)。 |
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「大阪の神々」(わかぎゑふ著・集英社文庫)より。
【大阪にあり、大阪人の話題の中心になり、商売人が得意先の相手と喋るきっかけを常に提供してくれるのだから、タイガース様々ということなんである。 商売人がそう思うということは、つまり家の「お父ちゃん」が思うということである。一家の中で父親が阪神ファンなら必然的に子供もそうなる。それが三世代くらい続いているので、阪神の人気は不動のものになっていったのだろう。いずれにしても、大阪の飲み屋で阪神タイガースの悪口だけは言わないことだ。周りが立ち上がるとか物騒な話ではなく、他の客が気分よく飲めないので、店主が「金はええから出ていってくれるか」と言い出すからである。 極度の阪神ファンのことを「虎キチ」と言うのだが、うちの近所のタバコ屋のおばちゃんもそうだった。阪神が負けると店を閉めてしまうのである。 私が子供のころの話だが、今みたいに自動販売機でタバコを売ってない時代だったので、店を閉められては明日のタバコに困ると、父親が閉められる前に買いに走って行ってたのを覚えている。】
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阪神ファンの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。
さて、残念なことに僕は阪神ファンではありませんので(というか、アンチ巨人・阪神です)、どうか、純粋な阪神ファンの方は、この先は読まないで、他のファンの方の文章を読んで優勝の喜びに浸っていただくよう、謹んでお願いいたします。
ということで、僕は阪神というチームが大嫌いです。 あれだけ巨人を敵視しながら、金をばらまいて戦力補強し、星野監督がマスコミを巧妙に使っているところをみていると、なんだかなあ、と思ってしまうのです。結局、プチ巨人が、巨人がコケたから優勝しただけ。チームが強くなったとたんに雨後のタケノコのように出現しまくる、にわかタイガースファンの人々や「経済効果が…」などと騒ぎまくるマスコミも。そんなの、スポーツの結果とは別だろ、と。
しかし、この、わかぎさんの文章を読んでいると、「まあ、たまには勝たしてやってもいいかな」という気もしてきます。 長年「弱い阪神タイガース」を応援し続けてきた人々にとっては、今日はまさに「晴れの日」なのでしょうから。
僕は広島ファンなので、今年の阪神、とくに金本選手については、誰か頭にデッドボールでも食らわしてやれ!とずっと思っていましたし、いかにも昔から阪神の選手だったように振舞う姿に今でも納得できません。 阪神ファンからすればヒーローでも、広島ファンからすれば、単なる裏切り者でしかないわけです。ましてや移籍した翌年に優勝してしまうのですから、恨み骨髄に徹す、という感じ。 テレビで彼の姿を観るたびに、チャンネル変えてましたし。
あるチームが優勝する、ということは、その裏に、「優勝できなくて悔しい思いをしているチームと、そのファンがいる」ということなんですよね。 今回は阪神の番だった、ということだけなのですが、まあ、おかげで喜んでいる人たちがあんなにたくさんいるんだから、今年は仕方がないよね、というふうに考えることにしましょうか。 確かに、阪神というのは、なんのかんの言っても、日本で有数の「愛されているチーム」なのでしょうから。
僕は、今日と明日は絶対に、スポーツニュースやニュースサイトは観ないようにしたいと思います。観たらまた腹立ってくるし。
それにしても、今年もプロ野球はつまらなかったなあ… 全体のレベルが下がってるよ絶対。
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