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2003年06月25日(水) ■ |
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25年目の「勝手にシンドバッド」 |
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Musicnetの記事より。
【6月25日でデビュー25周年を迎えるサザンオールスターズ。その25周年記念日にスペシャルBOX「勝手にシンドバッド」をリリース! しかも25万個限定です。12cmCDシングル仕様でリマスタリング音源の2曲(「勝手にシンドバッド」「当って砕けろ」)、そしてボーナス・トラックにはサザン初の「勝手にシンドバッド」カラオケ・バージョンが収録されています。伝説の25周年バージョンのジョギングシャツにサンバホイッスル、超貴重なデビュー当時のリリース・パンフレット復刻版まで入った、必携のアイテムです。また、当時の仕様と価格で完全復刻させたデビュー当時のドーナツ盤もリリース。これも手に入れなくちゃ!】
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今日は、サザンオールスターズのデビュー25周年の記念日なんですね。 実は僕も、この「勝手にシンドバッド」のCD買いました。 このサザンオールスターズのデビュー曲が世に出たのは、僕が小学生の頃で、最初に聴いたときの印象は、「なんだこの歌は?」でした。 うちの親などは、「歌詞が何を言っているのかサッパリわからない、なんでこんなのが売れるのかなあ」としきりに首をひねっていましたし。 今となっては、日本人の国民的音楽のようなイメージすらできあがっているサザンの歌なんですが、最初の頃は、へんな大学生(当時メンバーは、青山学院大学の学生だったので)やっている、キワモノ的なバンド、というイメージが強かったような気がします。 アップテンポの曲で、ノリで勝負!だったのが、ドラマの主題歌にもなった「いとしのエリー」で、大人にも聴けるバンドとしてメジャーになっていきました。 「ザ・ベストテン」で、「チャコの海岸物語」の「ここ〜ろ〜か〜ら〜すきだよ○○」の○○のところに、いろんな女の子の名前を入れて歌ったりしていたのも懐かしい。 TUBEみたいに、「夏限定のバンド」もみたいに言われていた時期もあったっけ。
25年間もトップアーティストとして活躍してきたサザン。 でも、サザンだって「国民的アーティスト」としてスタートしたわけではなくて、最初のころは、いつ消えるかわからないミュージシャンのひとつでした。 そして、あんまり売れない時期があったし、「サザンなんてもう古い!」なんていわれた時期もあったし、活動休止の時期をけっこうはさんだりもしています。 「25年間トップにいた」と一言で言っても、、実際は山あり谷ありだったのです。 本当に「国民的」になったのは、昔からのリスナーが子供の親になってきた「真夏の果実」以降、あるいは「TSUNAMI」以降なのではないでしょうか。 サザンの音楽自体は、20年前の曲でも現在の曲でも、聴けば「やっぱりサザンだなあ(たまに桑田圭祐のソロ名義やKUWATA BANDと間違えることあり)」と解るサウンドで、そんなに大きく変わってはいません。 専門家が聴けば、いろんな違いがあるのかもしれないけれど。
僕がサザンオールスターズの25年間を思い出してひとつスゴイなあ、と思うのは、彼らが「音楽」以外にスキャンダラスな事件で話題になったことは記憶にないことです。 桑田圭祐、原由子夫妻も、いまや日本の理想の夫婦像。もちろん桑田さんもモテるでしょうから、全く何もなかったとは考えにくいけれど、それでも波風が外に伝わってきたことはありません。 それに、この2人ばかりがクローズアップされる中、メンバーも先日体調不良でひとり脱退しただけで、ずっとオリジナルメンバーです。 なんでアイツばっかり、って思ったりすることもあったんじゃないかなあ。
サザンオールスターズは、本当に凄いバンドだと思います。 まだまだ、第一線で頑張ってくれるでしょう。 話題になって、みんなの心に残った名曲たち。 その一方、けっして暗い話題をみんなに見せることがなかった、バンドとして、人間としての矜持。
「勝手にシンドバット」を聴きながら、なんだかとても懐かしく、そして新鮮な気分。 25年前の小学校に入りたての頃には、「バカな曲だなあ〜」と思ってたのにね。
あと25年くらいは、いけるかな。
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