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2003年06月17日(火) ■ |
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有権者を無視し、職業差別をする岩手県議会。 |
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毎日新聞の記事より。
【岩手県議会で覆面姿のまま議員活動することを表明しているザ・グレート・サスケ議員(33)がアダルトビデオに出演していたなどとする記事を一部週刊誌が掲載し、16日開かれた県議会の議会運営委員会で経緯について報告された。サスケ議員は、出演については否定したが、自身が社長を務めていた「みちのくプロレス」(盛岡市)が、ビデオタイトルに「サスケ」の名称使用を許可したことは認めた。同委員会は、覆面を禁止する議会規則の改正案を25日の本会議で採決する方針を決定。ビデオへのかかわりが判明したことで、これまで覆面容認派だった県議も採決では反対派に回る見通しとなり、サスケ議員の覆面活動は認められない可能性が強まった。】
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う〜ん、岩手県民の「民意」というものを議会は、どう考えているのかなあ。 「愚かな県民がイキオイで選んだタレント議員をスポイルしよう」というような意地悪な意図を僕は感じまくってしまうのですが。 だいたい、サスケの覆面姿がダメなら、議員に立候補した時点で問題にしておくべきことで、岩手県民は、「覆面を被って選挙活動をした」ザ・グレート・サスケに投票したわけですから、当選したあとに議会が勝手にダメだとか言っていい筋合いのものではないのでは? 本人は、「表情がわかるようなマスクを使う」とまで譲歩しているわけですし。 議員は「議会をバカにするな」と思っているのかもしれませんが、僕からすれば、この議会のほうが有権者をバカにしています。 政治家なんて、選挙に当選しさえすれば、どんなに悪いことをしていても「国民の審判を受けた」とか「みそぎは済んだ」とか言って、堂々と議会に顔を出す人が大勢いるというのに。 そういう人たちのほうが、むしろ覆面を被ったほうがいいんじゃないかと思うくらい。
それに、今回のAV出演疑惑とかいうのについても、仮にアダルトビデオに出ていたとしても、そのことの何がいけないんでしょうか?そしてそれとマスクのことに何の関係があるんでしょうか?まさに言いがかり。 少なくとも、違法でないアダルトビデオに出ることで、そんなに責められる理由が全然わかりません。 別に「アダルトビデオは男性に夢を与える職業」とか言うつもりはありませんが、彼はそうやって「みちのくプロレス」という経営が厳しい会社を支えてきたのですから、他人から後ろ指をさされるようなことではないでしょう。 「教育上良くない」なんていうけれど、「サスケが出ているから、僕もAV男優を目指すぞ!」なんて男の子が、岩手県に激増するとも思えませんし。 いっそのこと「AVに出て何が悪いんだ!」とサスケには言ってもらいたい。 だいたい、「昔悪いことをしていたヤンキー」とか「立ち直った犯罪者」なんてのには妙に生暖かいこの社会が、「夢を追う普通(じゃないかもしれないけどさ)の人間」として頑張っているサスケの、違法でもなんでもない「生きるための手段」に、こんな因縁をつけるなんて、ある意味「職業差別」じゃないんでしょうか?
もしマスクを脱ぐことになったとしても、僕はサスケを応援してみようと思います。 政治家として悪いことをすれば別ですけどね。 マスクどころか、ネオユニヴァース(ダービー馬)が選挙に出馬すれば、絶対に一票入れようと思っているくらいですし。
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