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2003年06月16日(月)
「名刺ガム」、頼むから流行らないで!


時事通信の記事より。

【名刺代わりに、ガムをどうぞ−。自分の名前や店名などを印刷した「アド(広告)ガム」が、新たなビジネス・ツールとして営業マンらの注目を浴びている。
 このガムは、ソフトウエア開発の「ウィーブ」がこのほどインターネット上で売り出した。約3センチ四方で、植物性色素を使い文字やイラストなどをガム表面に直接印字する。味はハーブミント。ネットを通じ、デザイン案をやりとりしながら注文する仕組み。
 2500枚(1枚15円)から注文が可能で、中小商店主や個人も含め、サンプル請求だけで約70件に上るなど受注は好調だ。】

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 まあ、確かに名刺って、扱いに困ることもありますよね。
 どう考えても、これからの自分の人生でかかわりが無さそうな人からいただくこともありますし。
 でも、他人の名前が書いてあるものですし、そんなにぞんざいには扱えない。
 そういえば、長野県で知事の名刺を折り曲げて非難されまくった人もいましたね。

 食べられる名刺であれば、そのまま捨ててしまえますから、あとくされがなくていいし、少なくとも今のうちなら、インパクトはあります。
 とっておかなくてはいけない人の場合には、困ってしまうでしょうけど。

 しかし、僕はどうも、この名刺には抵抗があるんですよね。
 子供の頃は、ギンビスの「たべっこどうぶつ」(動物形のビスケット)や博多名物「ひよこ饅頭」(文字通り、ひよこの形をした饅頭。けっこうかわいい)でさえも、食べるときに罪悪感を覚えていましたし、タイヤキも、なかなか頭にかぶりつけずに(痛そうだから)、尻尾からいじらしく食べていました。
 擬人化してしまうのは、昔からの悪い癖。

 ということで、「他人の名前が書いてあるガム」なんてのは、ちょっと食べにくいなあ、というのが正直な気持ちなのです。
 「言霊」なんていうものを考えたりして。
 字がいろいろ表面に書いてある食べ物って、その字の成分が毒じゃなくても、なんとなく苦手だし。
 たぶん、もらったとしてもずっと取っておいて、そのうちスーツがベトベト、なんてことになりそうな予感がします。
 ものすごく嫌なヤツのだったら、いろいろ利用法はありそうな気がするんですけどねえ。