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2003年06月03日(火)
されど、我らがささやかなる学園祭。


京都新聞の記事より。

【京都の約50大学が合同で今秋、10万人規模の学園祭「京都学生祭典」を京都市左京区で開催することになり、学生らでつくる組織委員会の初会合が3日、開かれた。大学コンソーシアム京都と京都府、京都市、京都商工会議所も組織委に加わり、京都の産学官が連携して学生を支援する。これほど大規模な学生祭典は全国でも例がないという。

 アマチュアバンドのコンテストがメーンで、全国から出場者を募る。それ以外の催し内容は今後、組織委で企画する。人気歌手で立命館大生でもある倉木麻衣さんの屋外8000人コンサートや、シンポジウム、ステージ発表、模擬店などを予定している。】
 
〜〜〜〜〜〜〜

 50大学、10万人規模の学園祭って、すごいですよねえ。
 僕が行っていた大学は、単科で学生の数も少なかったので、あんまり大掛かりな学園祭というやつに参加したことがありません。
 学園祭に来る人たちは、同じ大学の他の部活の人か、関係者、近所の家族連れ、コンサートを観に来てくれた人、くらいのもので、結局、学生同士でチケットを売りあったり、お互いの部の出店で買い物をしたりするものですから、部の資金稼ぎというよりは、学生内での「富の再分配」みたいな感じ。学園祭の日は、部活のしがらみがなければ家でゴロゴロしていたいなあ、と毎年思っていました。
 一度、他の総合大学の学園祭に行ってみたのですが、僕のような内向的な人間には、あんまり面白くないイベントではあったんですよね。
 そんなに知らない人に馴れ馴れしく声かけられても…ああ鬱陶しい、って感じで。
 
 しかし、このイベントみたいに大規模で、組織化されたイベントであれば、僕のような人間にも楽しめるかもしれないですね。
 出店の前に店員の学生の友達がたむろしていることもないし、たこ焼きの中が粉だったりもしない。
 おまけに、倉木麻衣のコンサートまで!

 って、ここまで書いてあらためて考えてみると、それじゃ全然「学園祭」らしくないし、あんまり規模が大きすぎたり、あんまり整然としているのも、かえって面白くないような気もします。

 自分でやってたときは、めんどくさいイベントだったけど、今から考えると、僕たちのささやかな学園祭も、意外に楽しいものだったのかもしれません。