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2003年05月16日(金)
もし自分が浮気される立場になったら?


報知新聞の記事より。

【女優・大竹しのぶ(45)、黒木瞳(42)、深津絵里(30)、深田恭子(20)が4姉妹役で競演する映画「阿修羅のごとく」(森田芳光監督)の製作発表が15日、東京・砧の東宝スタジオで行われた。

 故向田邦子の代表作を映画化。父親に浮気と隠し子疑惑が持ち上がり、ふだんは性格も考えも異なる4人の姉妹が団結して母親に気づかれないで解決しようと奔走するストーリー。

 「もし自分が浮気される立場になったら?」の質問に大竹が「若いころは許せなかったのが、徐々に考えが変わってきた」と言えば、黒木は「離婚します!」。未婚組の深津は「何にもしない」と答え、深田は「(浮気は)される方が悪い」と返すなど“4姉妹”さまざまの考えを展開。共演は小林薫、中村獅童ら。】

ちなみに、「浮気」について既婚女性の立場から述べた、こんな文章をネット上で見つけたのでご参考までに。
参考リンク「プライドをお持ちなさい」(「われ思ふ ゆえに…」5/16)

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 「浮気されたらどうしますか?」というのは、すごく考えさせられる質問ですね。それにしても、この4人の芸能人の感想は、それぞれ個性を感じさせてくれるもので、興味深いものではありますが。
 深津さんの「何もしない」というのが、本当は僕としては非常に気になるのですが(本当に「何もしない」ことが可能なんでしょうか…謎だ)、深津さんを除くと、浮気に厳しい方から、黒木瞳>大竹しのぶ>深田恭子、という順番、ということになるんでしょうね。印象的には。

 でも、実際問題として、僕の恋人などは「浮気したら怖いよ!」と常々僕を脅すわけなのですが、それが厭かと言われれば、別にそんなことないんですよね。
 「承知しないからね!」と言われると、かえって安心する部分もあるわけです。まあ、妬かれているうちはだいじょうぶかな、と。

 その一方で、深田さんのように「浮気されたら自分が悪い」なんていう「都合のいい女」っぽいリアクションは、かえって男としては困るような気もします。
 「あなたが浮気したのは、私が悪いのよ!」
 「いや、あの、ほんの出来心で…」
 「ううん、悪いのは私。私に魅力がなかったから、あなたがそんな…」
 実際にこんなやりとりになったら、男としては、いたたまれませんよね。
 自分が責められるより、相手が自責モードになったほうが、かえって辛い状況なのかも。
 まあ、関係が修復不可能なら「そうだ、お前が悪い!」で済んでしまうことかもしれないけれど。
 
 それにしても、大竹さんの「年とともに変わってきた」というのは、興味深い言葉です。子供の頃は許せなかった両親の夫婦ゲンカも、自分が大人になって考えれば、まあ、ケンカすることもあるよなあ、と思えるように、人間関係についての見方、感じ方も、少しずつ変わっていくものなのかもしれませんね。

 「僕が浮気をされたら?」って想像すると、今の時点では、たぶん深津さんと同じ「何もしない」と思います。ただ、流れにまかせるのみ。
 怒っても気持ちは戻らないだろうし、好きじゃなくなったものは、仕方がないのかな、と。
 それは、僕が独身で、別れることによるしがらみが、今のところ少ないからなんでしょうが。
 いずれにしても、「不倫は文化だ」と開き直るような人間にはなりたくないなあ。