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2003年04月29日(火) ■ |
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有田陶器市の小さな冒険。 |
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日刊スポーツの記事より。
【佐賀県有田町でゴールデンウイーク恒例の「有田陶器市」が29日、開幕した。今年は100回目で、主催の有田商工会議所は5月5日までの期間中、100万人以上の人出と、30億円以上の売り上げを見込んでいる。陶器市期間中、同町の中心街約4キロの道路沿いに仮店舗を含む約650店が軒を連ねる。】
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有田陶器市を御存知でしょうか? 僕は以前、この近くの病院で働いていたことがあって、ゴールデンウィークで世間の人が休み気分になっている中、けっこう憂鬱になっていたものでした。 だって、人口2万人にも満たない小さな町に、期間中だけで100万人以上の人が押しかけるわけですから、地元の人にとってはまさに「かきいれどき」ですし、病院にとっても事故や急病の人が多くなるわけですから。外から来るお客さんも、扱っているものが陶器だけに、けっこう高齢の方が多いですし。 僕のようなヨソモノにとってはまさに、5月病の誘引になりそうなイベントで。 僕自身は、病院が忙しかったということもあり、ほとんど自分では行ったことなかったです。あんまり興味なかったし。
でも、僕の父親はこの陶器市が大好きで、毎年母親を無理やり引きずっていってたんですよね。 それで毎年「掘り出し物を見つけた!」といって、金粉とか塗ってあるような陶器を買ってきては、家で僕たち家族に巨大な傷を見つけられて嘆く、ということの繰り返し。 まあ、値段が安くなるのには、それなりの理由があるということが多いわけで。
今から考えると、本当にすごい掘り出し物を見つけようとしていたわけではなくて、たぶん、そういう宝探しの雰囲気を楽しみたかっただけなんだろうなあ、と想像できるのですが。
ほんとに、やたらと人が多くて、けっこう疲れはするのですが、でも、たまには定価のわからないものを値切ったりして買ってみたい、という人にはお勧めできると思います。
100円ショップで買ったほうが安いのかもしれないけどね。
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