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2003年03月30日(日)
長く続けるための「活動休止」。


スポーツニッポンの記事より。

【人気女性デュオ「花*花」が今年6月末で活動を休止することが30日、分かった。メンバーのおのまきこ(26)とこじまいづみ(26)の二人は、この日、公式HPに直筆のコメントで休止を発表。「この度、花*花は活動を休止することにしました。超特急列車からは見えなかった景色を、自分たちの目と耳でじっくりゆっくりたしかめて、より音を楽しむために」(こじま)「花*花を長く続けるために、今、活動を休止したい」(おの)としている。】

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 この記事を見ての最初の印象は、「花*花、ついにネタ切れかあ…」というものでした。
 仲良しの20代女性デュオ、という世界設定にこだわっていくとすると、表現できる世界もおのずから限られてくるでしょうし。あんまりドロドロした歌は、やっぱり難しいんだろうなあ。
 
 ところで、この記事で僕が気になったのは、おのさんの「花*花を長く続けるために、今、活動を休止したい」というコメントです。
 現実は「無期限活動停止」とかいって、実質的に解散してしまうバンドとか、「つづく」と書いてあるけど10回で終わってしまう週刊誌のマンガみたいに、「休止」=「終了」である場合が殆どだと思うのですが。
 でも、こう言われて、あらためて考えてみると、サザンオールスターズとかMR.Childrenのように、長期間一線でやってきたバンドには、「活動休止期間」があるものが殆どなんですよね。
 サザンみたいに、最近は休止している期間のほうが、はるかに長いんじゃないか?と思われる大御所の例もあることですし。

 そういえば、僕の数少ない長年の友人というのは、ほとんどの人が、たまにしか会わない人のような気がします。年に何回かしか会わないけれど、いつ会っても同じように話せる。
 そんなの友達かよ!と突っ込まれそうなんですが、僕にとっては、「友達」なんですよね。
 僕があんまりベッタリした人間関係を好まないせいなのかもしれないけれど、人間関係にも「休止期間」が有効なことって、けっこうあるんじゃないんでしょうか。あまりに密接になりすぎると、かえって窒息してしまいそうになることだってあるし。

 と言ってみたところで、「僕たち夫婦は、結婚生活を長く続けるために、活動停止期間に入ります!充電してきっとまた帰ってくるからヨロシク!」というわけには、やっぱりいかないですよね…