
|
 |
2003年03月27日(木) ■ |
 |
「GOOD LUCK!!」から、「ブラックジャックによろしく」へ。 |
 |
読売新聞の記事より。
【26日午後5時30分ごろ、成田空港を離陸して米シアトルに向け飛行していたノースウエスト8便(乗客・乗員305人、ボーイング747―200型機)から新東京国際空港公団などに、「保安上の理由で、成田空港に引き返す」と連絡があり、同機は午後6時10分ごろ、成田空港に着陸した。
同公団や国土交通省新東京空港事務所などによると、飛行中、空いていた座席に、英語で「お前は死ね」などと書かれた紙片が置かれているのを客室乗務員が見つけた。同社は「いたずらに過ぎない」として運航の継続を指示したが、イラク攻撃に対するテロなどを懸念した機長が「情勢が情勢のため」として引き返しを決めたという。
同社は念のため、8便を成田空港に留め置いて客室などに不審物がないか調べている。乗客は午後8時5分ごろ、別の航空機で再出発した。
乗客らによると、機内では「安全上のため(引き返す)」とだけアナウンスがあり、具体的な理由は説明されなかったという。乗客の1人は「こういうご時世だから仕方がない」とあきらめ顔だった。】
〜〜〜〜〜〜〜 この「こういうご時世だから仕方がない」と答えたお客さんは、日本人だったのでしょうか?それともアメリカ人?まあ、国際便ですし、全く違う国の方かもしれませんが。 僕がはじめてこの記事を読んだとき、まず思いついたことは、先日最終回を迎えたキムタク主演の大人気ドラマ「GOOD LUCK!!」のシーンでした。 それで、もしこのお客さんが日本人なら、きっと「引き返す決断をするのに、機長や乗務員も大変だったんだろうなあ」とドラマの場面を思い出していたんじゃないかなあ、と。
普通、飛行機が引き返すというのは大変なことで、いろいろ予定がある乗客もいるでしょうし、「紙に『死ね!』と書いてある」という理由だけでは、なかなか引き返す決断をするのは難しいと思うのです。 乗客も、なかなか納得できることではないはずで。 「そんなイタズラ書きなんか気にせずに、シアトルに行けよ!」と思う人も多いんじゃないでしょうか? 実際、テロリストが同乗しているなら、疑われるような紙片を置いてはかえって怪しまれるだけでしょうし、もし爆弾を仕掛けたりしているとしたら、そんな紙をわざわざ置いておく必要性はないでしょう。
それでも、今の「GOOD LUCK!!」直後の日本人(もちろん、テロを恐れるアメリカ・イギリス人も同じでしょうが)にとっては、こういった機長の決断も、比較的受け入れやすいんでしょうね。 やっぱり、キムタクのドラマで、けっこうパイロットに感情移入してしまっていますし。 そういう意味では、あのドラマが日本の航空会社に与えた影響は非常に大きい。 当分、突然機内の電気が消えても、大騒ぎするお客さんがだいぶ減ったりするんじゃないかなあ。整備士の求人への応募も記録的に増加したらしいですし。 でもまあ、僕はあんなにトラブル続きのパイロットが操縦する飛行機に乗るのは、まっぴらごめんですけど。
そうそう、今度「ブラックジャックによろしく」が妻夫木聡主演でテレビドラマ化されるそうですね。 やった!これで医療業界への風当たりも少しはマシになって、有望な人材が医者を目指すようになってくれるかも!
でも、あのマンガの内容じゃ、やっぱり無理か…
|
|