|
|
2002年12月01日(日) ■ |
|
「クイズ$ミリオネア」の陰の主役。 |
|
「ファミコン通信」2002・12/13号」(エンターブレイン)の記事より。
(15ページの「今週のゲスト」のコーナーでの放送作家・道蔦岳史さんへのインタビューから)
【道蔦「クイズ$ミリオネア」の勝負どころは12問目以降だと思うんですよ。最初のうちは明らかに間違いだとわかる選択肢が入ってますからね。逆に、12問目以降は正確に覚えていないとひっかかってしまうような選択肢を入れないといけない。このサジ加減が難しいわけで、そのバランスの判断は長年の経験で、としか言いようがないですね(笑)。 クイズに詳しい人が問題を見たときに、「この選択肢はうまい」と感じてくれたらなとは常に思っていますけど。】
〜〜〜〜〜〜〜
道蔦さんは「クイズ王」として有名な人で、現在はクイズ番組をプロデュースする放送作家としても活動中だそうです。 僕は、道蔦さんのことは記憶にあるのですが、それは彼にとっては不本意なんでしょうが「アメリカ横断ウルトラクイズ」で「優勝候補!」とか「クイズ王!」とか言われながら、けっこう最初の方であっさり負けちゃった人としてなのです。すみません。
クイズ番組といえば、司会者とか解答者ばかりがクローズアップされがちな傾向があるのですが、やっぱり、主役はクイズ。 いくら、みのもんたが頑張って間をとってドラムロールがドコドコ鳴っていたとしても、テレビの前の視聴者が「こんな問題、誰でもわかるよ!」と思っていたり、「こんな問題、解るやついるわけないよなあ」と呆れていたりしている状況では、盛り上がりようがないんです。 確かに、「ミリオネア」って、最初の方の問題は、誰でもわかるような問題で、だんだん難しくなってきます。ただ、こういう「だんだん難しくなる」というのは、口で言うのは簡単だけれど、出題者が「難しい」と思う問題と視聴者や解答者が「難しい」と思う問題は乖離していることがあるわけで、そういう難易度の設定というのは、たいへんなんでしょうね、きっと。 解答者もさまざまな世代や職業の人がいるでしょうし。
しかし、「この選択肢はうまい!」と感じるようなクイズマニアは、解答者としては番組的に面白くないような気はしますけど。
|
|