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2002年11月26日(火) ■ |
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中島みゆき、本当に「紅白歌合戦」初出場! |
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日刊スポーツの速報記事より。
【大みそかの「第53回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分スタート、NHKホール)の出場歌手紅白各27組が26日、東京・渋谷の同局で発表された。 同局「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌で、110週連続チャートイン(100位以内)の日本記録を作った「「地上の星 ヘッドライト・テールライト」を歌う中島みゆき(50)が初出場。海老沢勝二会長の数年越しのラブコールが実った。】
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ちょっと前から噂にはなっていたのですが、中島みゆきさんが、ついに紅白に初出場されるようです。その噂を耳にするたびに「なんのかんの言って、最後は出ないんじゃないの?」と予想していた僕としては、まさに嬉しい誤算というか。 中島みゆきさんといえば、まさに「テレビに出演しない歌手」の代名詞。あの伝説の歌番組「ザ・ベストテン」でも「本人のポリシーにより出演拒否」というのを毎週聞いていたような気がします。カラカラカラとランキングボードが回って「今週の第〜位!中島みゆき『悪女』8567点!」と言い終わったとたんに司会の久米宏が「申し訳ありません!」と頭を下げる、というのが毎週恒例の光景でした。 ほんとに、毎週出演交渉してたんでしょうか、あの番組。 他にもテレビに出ない歌手というのは何組か存在していて、松任谷由実さんとか松山千春さんなんかもそうでしたね。 ただし、ユーミンは「守ってあげたい」で「一度だけ」出演しているし、松山さんも「長い夜」でビデオでしたが一度出演しています。 そういう意味では、最後の大物テレビ拒否歌手といえるかもしれません。 中島さんは、ラジオの生番組にはオールナイトニッポンのパーソナリティはじめ数多く出演されてますし、恒例の「夜会」など、ステージ活動も活発で、そのビデオも出ています。でも、テレビ拒否の姿勢だけは、ずっと変わらなかったんですね。 歌は知らなくてもトークは聞いた事があるという「歌手」が多い最近の傾向とは正反対の道をすすんで、テレビというメディアで大衆に消費されることを拒み続けた孤高の歌姫。
実際、中島みゆきさんといえば、みんな名前は知っていても「ああ、あの暗い歌ばっかり歌ってる人」というような反応を示す人が多くて、顔や歌っている姿ってイメージできる人は少ないのではないでしょうか。
今回の「紅白歌合」戦への出演は、NHK「プロジェクトX」の主題歌として大ヒットしている「地上の星」のお礼奉公的な意味合いもあるのかもしれませんが、どうして今、出演する心境になられたのか、ちょっと訊いてみたいなあ。 「最後のテレビ拒否の大物」の出演ということで、初出場ながらトリを務める可能性もあるそうです。 でも、「地上の星」で終わっちゃうと「紅白歌合戦」というより「プロジェクトX」になってしまいそうな気もします。
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