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2002年11月24日(日)
サイドターンは自己責任で。


読売新聞の記事より。

【24日午前2時30分ごろ、高知市桟橋通の高知港岸壁で、男子学生2人が乗った軽乗用車が約3・5メートル下の海(水深約10メートル)に転落した。2人のうち同県土佐市内の学生(19)は水面まで上がってきたところを、119番通報で駆けつけた消防隊員に救助されたが、同県春野町の学生(18)は約40分後、車の近くに沈んでいるのが見つかり、間もなく死亡した。水死とみられる。

 高知南署の調べでは、2人は岸壁で車のサイドブレーキを引いて急アクセルでUターンする「サイドターン」を繰り返していたという。死亡した学生が運転操作を誤り、転落したらしい。現場には街灯はなかった。】

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 この記事では、現場に街灯がなかったことをちょっと責めているような感じなのですが。
 サイドターンには、苦い思い出があります。僕がまだ大学に入りたてのころ、同級生の女の子と2人で、部活の先輩にドライブに連れて行ってもらったことがあります。
 その先輩はカーマニアで、僕たちが乗せられたのはホンダのCR−X。
 原則的に2人乗りの車で、後ろには申し訳程度の後部座席があるだけ。
 当然、前の席には先輩と同級生の女の子が乗り、後ろの座席もどきに僕が乗ることに。
 それだけならともかく、その先輩は、運転中に様々なドライビングテクニックを駆使。
 スピンターンであるとか、カウンターとかをバリバリに。
 ただでさえせまっくるしい後部座席に詰め込まれた僕は、車酔いしまくりで、とっても不快な思いをさせられました。また、その女の子のことが当時ちょっと好きだったこともあって。
 それ以来、乗っている人のことを考えないドライビングテクニック自慢の人は、ものすごく苦手になりました。

 僕自身は、車は移動手段としか考えていませんし、公道で他の車を煽ったり、妙なドライビングテクニックを見せたりする車、当たっても自分が死なないからといって威圧的な態度をとるトラックは大嫌いです。
 そんなにテクニックを見せたいなら、サーキットへ行ってやれよ、と言いたい。
 本人は死ぬ覚悟はできているのかもしれないけれど、車がいくらでも凶器になりうるというのは、ごく一般的な常識のはず。
 いや、サイドターンの練習、したければしたいでいいんですよ。誰にも迷惑をかけなければ。
 彼らは、たぶんリスクは承知でやったはず。それでこのような事故が起こっても、それは自己責任です。街灯がないことは理由になんかなりません。
 他人を巻き込んだりしなくて良かった。それでも、引き上げたりするのは、けっこう大変だとは思うのですけれども。