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2002年11月23日(土)
5億円の「DEPARTURES」


日刊スポーツの記事より。

【音楽プロデューサー小室哲哉(43)とglobeのボーカルKEIKO(30)が22日、東京・新高輪プリンスホテルで結婚披露宴を行った。最後のあいさつで小室は「僕たちは幸せです」と目を潤ませ、KEIKOは小室のピアノ演奏でヒット曲「DEPARTURES(旅立ち)」を涙ながらに歌った。出席者600人、推定費用5億円。TBSが生中継するなど、最近では異例の豪華披露宴だった。
 小室が涙を見せた。披露宴の最後、父修一さんのスピーチに目が潤み、続いて壇上でマイクを手に持つと、言葉を詰まらせた。「きょう僕は壇上から皆さんを見て、人の出会いと別れを考えました。KEIKOと素晴らしい出会いをしたわけですから、これをつなげていきたいと思います」。あいさつを終えると、傍らのKEIKOと見つめ合った。
 フィナーレは、小室のピアノ演奏をバックに、KEIKOがglobeのヒット曲「DEPARTURES」を披露。雪が降る演出の中、KEIKOが涙をにじませながら6分に及ぶバラードを歌い上げた。
 11月22日は「いい夫婦の日」。2人はこの日入籍し正式な夫婦になった。午前中に代理人が東京・港区役所に婚姻届を提出した。午後には、両家の親族が出席し、東京・靖国神社拝殿で挙式した。2人が所属するglobeは12月26日に、バラードを集めた結婚記念のベストアルバムを発売する。】

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 小室さん、KEIKOさん、ご結婚おめでとうございます。
 それにしても、豪華絢爛な披露宴、バブル華やかなりし頃ならともかく、不景気と言われて久しいこの御時世では、久々の豪華披露宴という感じでした。
 でもまあ、ココまで来れば、結婚披露宴というより、何かのイベントみたいなものなんでしょう
 僕は、この披露宴の様子を観て考えたのですが、果たして、こんな豪華な披露宴をやろうと考えたのは、いったい誰なんでしょうか?
 小室さんは、お金を沢山もっているでしょうし、テレビ中継もあるし、呼ばれるのは有名人ばかりだから、そんなに高額な持ち出しにはならないでしょうけれど。
 でも、普通の感覚で言ったら、2度目、3度目の結婚式って、地味になるんじゃないかなあ、と思うのです。
 小室さんも、今まではこんな豪華な式はやってないですし。
 まあ、「今度こそ!」という気合のあらわれなのかもしれませんが、それにしても「人の出会いと別れを考えました」という言葉は、結婚式のスピーチにしては、ちょっと不思議な感じがします。「別れ」って言葉、結婚式では禁句じゃないの?
 まさか、もう別れることを想像しているのでは…

 それにしても、今回の結婚は、まったく今までと同じパターンである「自分が育てた仕事のパートナー」との結婚ですし、「前にひどい振られかたをしたにもかかわらず、今度こそと言いながら前と同じような女と付き合ってしまう男」を見ているようで、ちょっと不安ではありますね。
 「結婚記念ベストアルバム」が出たり「新曲披露」がされたり「KEIKOの親への挨拶が録画」されていたり、あまりにプロモーションじみていて、結婚ってそんなものなのか?と、まだ未婚の僕は思ってしまったりもするのです。
たぶん、小室さんも、起死回生のイメージ回復を狙っているんでしょうが。

 しかし、最近トーク番組に出ている小室さんを見ていると、「何もこんなことまでしなくても、今までに貯めたお金で悠々自適の生活ができるんじゃないかなあ」という気がして仕方がありません。
 結局、離婚しては莫大な慰謝料を取られ、結婚しては披露宴に多額の費用。
 ああ、こんなふうだから、芸能人っていうのはどんなに売れているときにお金を稼いでいても残らないんだなあ、と実感してしまいます。