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2002年10月18日(金)
2002年10月18日。


「九州ウォーカー」2002,No22の菅野美穂さんのインタビューより。

(8月に25歳を迎えた菅野さんへの「何か気持ちの変化はあったんですか?」という質問に答えて)

【「ようやく24歳ですっていうのに慣れてきたのに、もう25歳(笑)。早いなって。現場だと、自分より年下で一人前にやっている人がたくさんいるんですよね。私はそういう人たちよりも経験が多いんだから、もっとしっかりしなきゃって思います」】

〜〜〜〜〜〜〜

 もうすでに、25歳になっちゃったんですね、菅野さん。でも、芸歴が長いせいか、はたまた写真集のこととかいろいろあったせいか、「まだ25歳?」という気もしなくもないんですけどね。
 菅野さんといえば、僕は何年か前に、彼女と一緒に「走らんか」というNHKの朝の連続テレビ小説の主役のオーディションを受けたという女性に話を聞いたことがあるんです。
 その人によると、菅野さんというのは、とにかくエネルギッシュな人で、「一緒にがんばろうねっ!でも、私は絶対にこの役がやりたいの!」と言っていたそうです。
 「そういうのが、嫌味じゃなかったのよねえ、やっぱり違う世界の人なんじゃないかと思った」とのことでした。
 
 さて、ちょっと話は変わってしまうんですが、この「25歳だから、しっかりしなきゃ」というように思った経験、誰にでもあると思うんです。僕も30歳になったときは、これで名実ともに大人だし、しっかりしなきゃ、と決心したものでした。
 いや、20歳のときも、菅野さんと同じ25歳のときもそうだったような気がします。
 たぶん、一生こんな感じで、35だから、40だから、と思っていくのかな?
 でも、90歳になったとき、「もう90歳だから、しっかりしなきゃ!」
と決心する姿は、あまり想像できませんよね。
 とすると、たぶん何歳かで「しっかりしなきゃ」から脱却する年齢が来るんだと思います。それは、果たして何歳のときになるんでしょうか?

 やっぱり、「もう90歳だから、オトナにならなきゃ」とか思ってたりして…