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2002年06月20日(木) ■ |
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2002年6月20日。 |
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「吉野家!」(山中伊知郎著・廣済堂文庫)の「吉野家ポケット用語辞典」より抜粋。
【牛鮭定食:平成9年に登場したメニュー。最初は鮭だった焼き魚も、鱒に食紅で着色したものが使用されるようになるが、材料費節減ではなく、よりお客さんにおいしいものを提供しようとした結果で、かえって材料費は上がったという。】
〜〜〜〜〜〜〜 「鮭じゃなかったの!」というのが、正直な感想です。いや、だからといって、吉野家を訴えてやるとかそういう話じゃないんですけど。 僕は今のところ1人暮らしで外食をする機会が多く、とくに吉野家の利用頻度は高いのですが、牛鮭定食って何度かしか食べたことないんですよね。 でも、あれが「鮭じゃない」とは、まったく思ったこともありませんでした。だって、名前に「鮭」ってついてるし。 よく、ファミリーレストランなどで模造食品が使われている(ニセネギトロとか、人造イクラとか、ですね)という話は耳にするし、食べてもなんとなく、違うよなあ、というのはわかるのですが。 でも、鮭ですよ鮭!そんな身近なはずの魚の味すら、今の今までわからなかったとは…別に、美味しくて安全だったら鱒でもなんでも構いはしないのですが、「鮭じゃない」ということに気づかなかった自分が情けない。
よく考えてみたら、カレイとヒラメとか、白身の魚なんて黙って出されれば、何の魚だか言い当てることができるだろうか…とちょっと疑問になってきました。自信ないなあ。 それにしても、より美味しいはずの食材でも、やっぱり「牛鱒定食」ではなんとなく売れないんじゃないかなあ、と思います。鱒にとっては、ちょっと気の毒な気もしますが、「鮭」は日本人にとって、特別な魚だということなんでしょうか。
そして、いかに日頃食べているはずの味の記憶なんて、あいまいなものなのか。 待てよ、よく考えてみたら、僕が最近「鮭」を食べたのって「ほっかほっか亭」のシャケ弁当か永谷園の鮭茶漬けくらいだからなあ、もともと間違ってインプットされているって可能性もなきにしもあらず、ですが。
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