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2002年05月21日(火)
2002年5月21日。

時事通信の記事より。

【「睡眠学」の総合研究を提言=不眠は国家的危機と指摘−日本学術会議

 社会の「夜型化」で成人の5人に1人が不眠に悩み、子供も寝不足で元気がなくなっているのは国家的危機だとして、各種学会の代表者で構成する日本学術会議(吉川弘之会長)は20日、医学や分子生物学、社会学などの研究成果を統合して「睡眠学」を創設し、全国的な研究体制を整備すべきだとの提言をまとめた。
 この提言は、精神医学や行動科学などの研究者から成る検討委員会が2年前から議論した成果。座長を務めた国立精神・神経センターの高橋清久総長は「分野ごとに進んでいる研究が統合されれば、不眠症の治療や睡眠不足による事故の防止、身体の負担の少ない夜勤シフトの開発などに結び付く。昼寝など、上手な睡眠の取り方の普及にも努めたい」と話している。】

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 「眠れない」ことで悩んでいる人は、けっこう多いようです。僕も、20歳前後のころ、それほど深刻ではないにしろ、眠れなくて困っていた時期があったものです。
 たぶん、今20歳前後の人たちには実感がわかない話だと思うのですが、今から20年前くらいは、夜って、ほんとに何も娯楽がが無い時間だったんですよね。せいぜい、オールナイトニッポンなどののラジオの深夜放送を聴くか、本でも読むかくらいで。大人なら、またいろいろとやることもあったんでしょうけど。
ビデオもない、テレビゲームもない、インターネットもなかったら、果たして多くの人がそんなに起きていようと思うものなのか。
少なくとも、コンビニができるまでは、夜中にプリンが食べたくなっても、家の冷蔵庫になければ我慢していたはずですし。果たして、24時間営業のコンビニが社会のニーズに合わせてつくられたものなのか、それともコンビニができたおかげで人々のライフスタイルが変わってしまったのか。
少なくとも、翌朝起きなくてよければ、不眠というのはそんなに困らない世の中になってしまったのではないかなあ。
某所で聞いた話なのですが、眠れないといのは、基本的には運動不足が原因であることが多いようです。確かに、身体を一生懸命使った後では、イヤでも眠り込んでしまうことがおおいですし。
それで、眠りにつきやすくするためには、横になって顔の力を抜くといいらしいです。
「上手な睡眠のとり方の普及」というのは、確かに良いことだと思うけれど、結局、みんな「眠れない」のではなくて「眠ってる暇が無い」のかもしれませんね。
子供が元気がないのは、寝不足のせい、っていうのも、いったいどういう科学的根拠があるのか、よくわからないし。
「元気さ」なんて定量化できるものなんでしょうか?