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2002年05月20日(月)
2002年5月20日。

5月16日に心不全で亡くなられた、落語界最初の人間国宝、柳屋小さん師匠の生前のVTRのコメントより。

【(噺が上達するための秘訣を訊ねられて)
「素直じゃないと噺も剣道でも伸びないですよ」】

〜〜〜〜〜〜〜
僕の中では、永谷園のCMで女の子と一緒にお茶漬けを食べている人という印象しかありませんでした、恥ずかしながら。小さん師匠は噺とともに剣道の達人でもあって、7段・範士の称号も得られていたそうです。いわく、噺と剣道には「間」が大事という共通点があるとか。
この言葉なのですが、僕もいろんな人と仕事をしていて、やっぱり伸びる人には「素直さ」があるということを感じます。人の意見を素直に聞くということ、自分がわからないことを素直にわからないと言えるということ。
もちろん、自分なりのやりかたを持つということはとても大事なことだけれど、それはあくまでも基礎ができてからの話。
でも、素直とは、「言いなりになる」ということではないと思いますよ、念のため。
なんだか、簡単なことなのではないかと思って書き始めたのだけれど、この「素直である」ということの意味、なかなか奥が深いような気がします。
わからないのは、僕が「素直」じゃないからなんでしょうか。