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2002年05月13日(月) ■ |
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2002年5月13日。 |
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時事通信の記事より。
【「どこでもドラえもん」=地域限定の姿、来月登場
京都では新撰組の衣装をまとい、北海道ではキタキツネの着ぐるみ姿−。玩具メーカーのエポック社(本社東京)は6月から、人気アニメキャラクター「ドラえもん」が地域ごとに異なる格好をした土産用雑貨「どこでもドラえもん」を、全国10カ所で順次売り出す。 人形のほか、キーホルダーやバッジなどを用意。土産物店や駅、空港の売店などで地域限定商品として販売する。年内には、全国の25地域に種類を広げる予定だ。 エポック社によると、観光物産市場の年間売上高は全国で2兆円規模。約10年前から伝統工芸品の人気が低迷し、テレビなどに登場するキャラクターを利用した土産品の販売が増えているという。】
〜〜〜〜〜〜〜 観光地の土産物って、「こんなの誰が買うんだ?」っていうようなもの、けっこうありますよね。三角の旗とか、最近では「根性注入棒」とかいう、やや卑猥系のものとか。さて、このシリーズは、土産物としてはいかがなものか?どこでもドラえもんというのも、要するに、衣装が違うだけですし。 こういうキャラもののほうが、結局売れるということなんでしょうけど。 それでも、全国からバカバカしい土産物が駆逐されたり、伝統工芸品が失われていくというのも寂しい気がします。ではお前は東京タワー貯金箱を買うのか?と問いただされると、ごめんなさいとしか言いようがないかな。
しかし、この企画で僕としては許しがたいところがひとつあって、それは、子供たちの(一部大人も含む)夢の象徴でもあるドラえもんに、新撰組の衣装!?を着せるというところなのです(キタキツネは可)。 だって、新撰組って、京都の街で跳梁跋扈した、人斬り集団ですよ。彼らが歴史的に正しいかどうかは別として、やってたことはドラえもんがコスプレをするには、あまりに殺伐としすぎていたんじゃないか、と。 まだ舞妓さんの格好でもしてたほうが、気が利いてるって。 購買意欲をどちらがそそるかとは、別として。
確かに藤子作品にはブラックな面もあるのですが、だからといって、これはちょっと無神経すぎるのではないかなあ、と。
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