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2002年05月11日(土)
2002年5月11日。

「シティ情報ふくおか」No.565、デビュー10周年のウルフルズのインタビューより抜粋。

【トータス松本「自分の年齢の中途半端さは、感じるよね。30代が、ものすごい中途半端と感じる!
(中略)
20代は、夢を語っても絵空事でも、誰もそれを拒んだりせえへんっていうか、途方もないホラを吹いても許してくれると思うのよね。
30代になると、そういうほら吹きたい気持ちは残ってんけど、”そりゃもうホラや”ってこと、自分でわかってしまう瞬間が何回もあるのね。大きな夢を語りたいし、それをホンマに目指してもいるけど、それを口に出して言うことは、30代にしたら、すごいカッコ悪いことになってるような気がして。それを言わないでおらなアカン、ということが…、”結果を出してなんぼ”ってとこが、のしかかってくる。
(中略)
で、40になると、それも全て通り越して、もっと肩の力が抜けて、絵空事をまた語れるようになる気がするのよ、僕は。そういうミュージシャンも多いと思うし。】

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僕もトータスさんと同じで30代(まだ半年ですが)なのですが、なるほど、と思わされるコメントですね。30になったときは、あと10年は、30代になるときのような10の位の数字が増えるプレッシャーがかからなくてすむ、っていうことで、肩の荷が降りたような感じがしたけれど。
確かに、30代って「現実」を語らなければならない年齢のような気がします。非現実的な「夢」なんて語るのは恥ずかしい。「それより、目の前の問題を解決しろよ!」とい声がとんできそう。
それが、40代になって夢を語ったり、幼児退行したりすると、かえって「少年の心を持っていて、ステキ!」とかいわれちゃうのは、割が合わない気もします。
ああ、30代って、中間管理職的年代だなあ、やっぱり。
でも、自分の視野もできることも広がってきているような手ごたえはあるので、僕はけっこう好きですけどね、30代。
ただ、トータスさんの言っている年代による変化って、実は「恋愛」についてのことなのかもしれません、だとしたら、深くうなづいてしまうなあ。