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2002年05月09日(木) ■ |
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2002年5月9日。 |
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読売新聞の記事より抜粋。
【身分証なしの小学生、W杯チケット受け取れずに困惑
サッカー・ワールドカップ(W杯)のチケット郵送を巡り、W杯日本組織委員会(JAWOC)が、郵便局で受け渡しの際に写真付き身分証明の提示が必要な「本人限定受取郵便」の手続きを採用したため、運転免許証やパスポートなどの証明書を持たない小学生らが「本人と確認できない」として、手渡しを拒否されるケースが全国で相次ぎ、トラブルになっている。渡らなかったチケットはJAWOCに返送、後日別の手段で郵送される見通しだが、郵政事業庁からトラブル防止策が必要と指摘されていながらJAWOCは何の対策も取らなかった。
JAWOCが局留めで発送したチケットは、昨年中に応募を受け付け当選した約56万枚。チケットの不正売買を防ぐため4月下旬から「本人限定受取郵便」で発送した。
大阪市内の会社員(40)夫婦は、小学3年生の長男(8)と3人で神戸の試合に当選。8日、郵便局に電話すると「小学生でも写真付きの身分証が必要」と言われ、入手できなかった。各地の郵便局には「子供が当選したがどうすればいいか」と問い合わせが寄せられている。】
〜〜〜〜〜〜〜 「子供でも写真つきの身分証が必要」って、マニュアルにそう言えと書いてあるのかもしれないけれど、冷静に考えてみてください。そんなの持ってる子供がいると思いますか?中学生以上であれば、学生証とか持ってるでしょうけどねえ… 後日、別の手段で郵送されるということですが、きっと子供たちは眠れない夜を過ごすことになるんじゃないでしょうか。
でも、そこまでしてW杯、会場で観たいですか?そりゃ、日本代表の試合は、僕も観たいです。当然、チケットはとれませんでしたけど。 名前を挙げては失礼にあたるかもしれないけれど、エクアドルvsクロアチアとか、アイルランドvsカメルーンなんて試合、よほどのサッカーマニアじゃないと面白くないと思うんですけど。 僕も何度かサッカーの試合会場に足を運んだことがあるのですが、サッカーを会場で観る楽しさというのは、サポーターとして他の人と一体化して応援するところにあって、別に試合が見やすいわけではないと思います。 全体のフォーメーションやテレビ画面にうつらない選手の動きがわかるっていう、新たな発見はあるだろうけど、それは別にW杯でなくてもいいわけで。とくに応援しているわけでもないチーム同士の試合、そんなに会場にいるメリットがあるとは思えないけど。そりゃ、会場にいれば自然にどっちかを応援することにはなるのでしょうが。 世界最高レベルの技術、っていうけれどそれならヨーロッパに行って、チャンピオンズリーグかセリエAあたりを観たほうがいいんじゃないでしょうか。代表チームというのは、所詮急造チームなわけですから。
W杯自体が悪いといってるわけではないんです、でも、あまりに僕たちをなめきった「W杯商法」みたいなのに、にわかサッカーファンのひとたちまで踊らされる必要はないのではないかと。人口の違いはあるにせよ、韓国ではチケットが40万枚売れ残っているそうですよ。 なんかもう、「あんまり面白くなかったね、疲れただけだった…」ってため息をつきながら家路につく親子の姿が目に浮かんでくるようです。
とか言いつつ、行けることになったら、喜んでいっちゃうんだろうなあ、僕も。ああ、イベント好きの性。 結局、サッカーの試合を観にいくんじゃなくて「W杯」という大イベントを見物しに行く人が多いということなんでしょう。 それはそれで、景気回復のためにはいいことなのかな。
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