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2002年04月15日(月)
2002年4月15日。

アンブローズ・ビアス「悪魔の辞典」(角川文庫)より。

【日記:人の生活の中で、自分自身について顔赤らめずに物語ることのできる部分を毎日記録したもの。】

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ビアスは1842年生まれのアメリカのジャーナリスト・小説家。没年は1914年くらいといわれています。
「悪魔の辞典」懐かしいです。もう立派な古典となっているこの本ですが、学校の図書館とかで「何だこれは?」と思いながら目を通した人も多いはず。
さて、この「日記」という項目。要するに、「日記には自分にとって恥ずかしいことは書かない」ということと、「他人に見られることを意識していない日記はない」ということを述べているわけです。今、WEB上には、「恥ずかしいこと」を書いた日記がたくさん存在してるわけですが、それは果たして、日記というものの性質が変貌してしまったためなのか、一般的に恥ずかしいと思われる内容の幅が極端に狭くなってしまっかためなのか、書き手の羞恥心が低下してしまったためなのか。
「日記には書けなかった部分」は、今でもやっぱりどの日記にもあるとは思うのですが、いかがなものでしょう。