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2002年03月08日(金) ■ |
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2002年3月8日。 |
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サイトでーた4月号(角川書店)より。
「休刊のお知らせ」 突然ではありますが、今号をもちまして、一時休刊とさせていただきます。 2000年6月の創刊以来、短い間でしたが、御愛読いただきました読者の皆さまに、心より御礼申し上げます。 本格的なブロードバンド時代の到来にそなえ、新しい雑誌に生まれ変わるための措置とご理解いただけますと幸いです。
〜〜〜〜〜〜〜 インターネット情報誌の乱立は、黎明期のファミコンゲーム情報誌をみているようだった。そして、その淘汰の過程も似ているような感じ。パソコン関係の雑誌は、現在も本当にたくさん出ていて、書店で目移りすることが多い。でも、書いてあることはみんな一緒だったりするわけですね、これが。 とくに名は上げませんが、ちょっと前のインターネット情報誌は「プロバイダー選択」がメイン。やたらと分厚い雑誌のうち、実はほとんどが広告で、なんだかなあ、と思うことが多かったです。実際、プロバイダー、どうしようかなあ…と思っている人には、役に立ったのかもしれないけれど。 ちなみに、現在はネコも杓子もADSL。正直、読むほうも食傷気味。 まだISDNの僕でさえそうなんだから、実際にもうADSLにしてしまった人にとっては、なおさら「もういいよ…」という感じでしょう、きっと。 毎月毎月、同じような内容の記事しか載ってないし。 あとの内容は、新機種情報。そんなにしょっちゅうパソコン買い換えられないって。まあ、カタログ的にみる分には、けっこう楽しかったりするわけですが。 アクセス向上系のホームページからの受け売りなのですが、実際、雑誌で紹介されるということは、あまりサイトのアクセス向上にはつながらないようなのです、現在では。 きっと、出版社が出したいもの(広告がとれるもの、と言い換えてもいいかな)と読者が読みたいものは、ものすごくかけ離れているのが実情。 僕が最近もっとも興味を引かれた記事は、「ネットランナー」の「3日で大人気テキストサイトができる!」だったんです。結論は、僕にはこれは不可能だ…でしたが。
スポーツ情報誌から「Number」が生まれ、ゲーム情報誌で「ファミ通」が頭ひとつ抜け出たように、ある程度文化として成熟してきたら「情報」よりも「情緒」を伝えることが必要となってくるのかもしれません。 情報のスピードでは、どんなにがんばっても雑誌はネットの速度にはかなわないんだから。 これから、さらに淘汰が続きそうですね、インターネット情報誌。
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