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2002年03月07日(木) ■ |
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2002年3月7日。 |
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日刊スポーツの記事より。
代理出産を決断した向井亜紀(37)が、その思いを語った。
◆向井亜紀一問一答(一部抜粋:筆者)
−−あえて告白に踏み切った理由は
向井 私は今年芸能生活20周年、高田もレスラー生活20年。それだけの間、みなさんの前で仕事してきて、それなりに顔も名前もおぼえてもらって、しかもあの時、あんな会見までして。もうバレバレじゃないですか? これから何をやっても、こそこそ言われるだろうし、生まれる子供もいじめられるかも。だからすべて公明正大にいこうと決めたんです。
−−代理出産に抵抗は
向井 全然! 私が小4の時、誕生日に父が顕微鏡を買ってくれたんです。それで、生物に興味がわいて、大学でも生物農芸学なんて勉強して。そして、ものすごくいい遺伝子を持っている人と結婚し、子づくりの苦労を味わって…。今考えると、すべては、今回のためだったのかもしれませんね。
〜〜〜〜〜〜〜 世の中には、「告白」する人たちがいる。 逸見さんの癌告白会見は、衝撃的なものだった。 向井さんの子宮ガン告白会見も、無念さが伝わってくるものであったと思う。 それはさておき。人は何故「告白」するのか? 癌の告白会見の場合は、なんとなくわかる。仕事をキャンセルしてしまうことへのケジメ、他人に話すことによって、たとえば同じ病気の患者さんたちに勇気を与えたり、やっぱり誰かに応援してもらいたいという気持ちもあるのだろうと思う。
でも、「代理出産」というのは、はたして「告白」するべきことなのかどうか?ちょっと不自然な感じもするのです。 僕は「代理出産」に対しては、正直、正しいかどうかは、よくわからない。 でも、それが「不自然」だというのなら、すべての不妊治療は不自然だと思うので、やりたい夫婦とお腹を提供する人がいれば、まあいいんじゃないかなあ、とは思います。 ただ、この代理出産、3000万〜5000万ほど、総費用がかかるそうです。それこそ、「いい遺伝子」を持ってるひとじゃないと、ちょっと厳しい。向井さんは、そんな「遺伝子」なんて選民思想チックな言い方をしないで「彼の子供がどうしても欲しいんです!」といったほうが、みんなに受け入れやすいのではないかなあ、と僕は思います。 彼女の不運はわかる、でも、世の中には代理母出産さえいろんな理由で出来ない人だっているんだから。 ことさらに、「告白」して「オープンに」やっていく必要があるんでしょうか?むしろ、プライベートなことなのだから、好きにやればいいと思うのだけれど。
それにしても、世の中には「貧乏だってがんばるぞ!大家族スペシャル」といったような家族計画の欠落が貧乏の主因となっている家族もいるのだから、人間というのは不公平なものですね…
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