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2002年01月28日(月) ■ |
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2002年1月28日。 |
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「田宮模型の仕事」田宮俊作著より。
実物の残されてない機体については、設計図などを探して作りますが、実物の残されているものはやはり戦車と同じように現物を取材して作ります。 1999年に発売した48分の1傑作機シリーズの「ソード・フィッシュ」は世界中に残されている同機の実物を取材して、写真だけでも1万枚以上撮りました。おかげさまで大変評判が良いのですが、こういったキットは間違いなく21世紀まで残るものになると思います。
写真1万枚もすごいが、「21世紀まで残るキット」ということを意識しているというのは驚くべきことだ。技術屋のプライドというのを感じさせてくれる一冊。「プライド」っていうのは、客に威張ったり、横柄な態度をとることじゃない。歴史にさらされても恥ずかしくないものを作ること。
至高の技術によって、おもちゃを芸術の域にまで高めた人間、会社の幸運な話。こういうのを読むと、創造する仕事に憧れたりしますよねえ。
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