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■ 秋の空、両手につなぐ子供らの手
あらあらあら、また日付けが飛んでたし(ちいさんから「また!」とか言われそう/笑) すっかり朝晩冷えるけど、日中はなかなかどうして日ざしがキツく、暑いとさえ感じる。
今日も幼稚園終了後、すぐさま昼ご飯を食べさせて、次男の皮膚科へ。
ここんところの寒暖の変化で、長めのズボンを履かせたり、かと思えば、日中の暑さがあったりで、 膝の裏とか、背中とか、少々掻きむしりの傷が出来ていた。 しかし、ずっと通っている皮膚科に対して、先日浮気心(笑)を出した負い目もあり、 (一駅先の皮膚科に行ってみた) ちょっと期間が空いてしまった気まずさもあって、なかなかに足が向かなかった。
が、一昨日の真夜中。 ほとんど毎日、夜中に痒がる部分をさすってやったりしているのだが、 その夜はいつもにまして膝の裏の引っ掻き傷や、太腿の外側に新たに湿疹が出ているのを発見して 眠れなくなる程、青ざめた。 このままでは悪化するだけだ!! そう思うと、もういてもたってもいられなくなってしまったのだ。
じつは、近所の皮膚科にもらった炎症止め(非ステロイド)を赤く炎症をおこしている部分に塗り、 あとは保湿の為の市販のクリームなどを全体に塗っていただけであった。 いや、しばらくはそれでも大丈夫だった。
なのに、この気候の変わり目に、一気に悪化する気配を感じたのだ。
そして今日、色々と言い訳や説明の文言を考えつつ(そりゃもう精一杯/笑) バスに乗り、電車に乗って、午後診へと向かったのであった。
一番乗りした私と次男が診察室に入り、まあ、一昨日よりマシになっている部位を見せ 「じつは・・・」と正直に「近所の皮膚科を探した」「でも一度行っただけじゃ様子を掴んでもらえなかった」 「診察代と薬代が別で、高かった」などと説明し、その時もらった薬も見せた。 先生はジッとその使い切ったチューブを見つめて 「傷になってる様な部分には、ステロイドが入って無いものは効かないんです。実際ね」と切り出し、 「まず、そこを一気に直して、いかにケアを続けるかが大事」と説明を始めた。
「ステロイドを無闇に怖がって使わないよりも、治す所はパッと治して、いかに掻かないか、悪化させないかを考えなくてはダメです」 「はい」 「トビヒになってからでは遅いし、そうなる前にまず掻かなくするにはどうすれば良いか」
その「掻かなくする」と言う事だけを念頭に、生まれてからずっと戦ってきた気がする次男。 つまりは、肌の健康な状態であれば、汗や外気に敏感に反応する訳でもないわけで、 乾燥していたり、コンディションが悪いからこそ少しの汗や風、湿度なんかでも肌に炎症が起こるのだ。 女性のお肌の悩みと同じである。
「随時に塗ってもらっている白いクリームは、その保湿の為のモノです。次に塗ってる、青いクリームは、夏の場合は汗対策のモノ、冬であればさらなる保湿のモノ、と分けてるでしょ?」 「はい」 「つまりは、ベースの白いクリームでしっかりコンディションを整えて、上から、汗や乾燥を防ぐ、またはかゆみを抑えると言う役目の青いクリームを塗ってもらっていると言う訳です。」 「・・・(2年目にしてやっとはっきりクリームの役目がわかった私)」 「あと、ちよっと赤くなってるトコや・・・ぽつぽつとした赤いものにはポイントのクリームね」 「はい」
あー・・・医者の説明ってのは、一度では説明しきってない場合があるんだなー、と感じた。 先生が言い忘れていたのもあるけど、はっきりと聞かずに、ただなんとなく漠然と使っていた私も私だ。 (いや、保湿とか、そういう意味は知っていたけど、クリームの詳しい役割とかは初耳だった) むしろ、「白いのはベースだから」と聞いていたので、主に次に塗る青いクリームを必死に塗っていた。
何故、ベースなのか、をもっと聞けば良かった。 ベースをしっかり塗り込んで、健康な肌の状態を作っておかずに、ただ、汗や乾燥対策ばかりしていたのだ。 基礎化粧を怠って、ファンデーションの上塗りをしていただけだったとは・・・。
まあ、そんなこんなで、やっぱり次男の皮膚科はここしかない!!と確信した日だった(笑) 久しぶりに阪急バスにも乗ったし、阪急電車にも乗った。 以前住んでいた駅に降りて、少しずつ変わっている景色に感嘆。 子供達もすっかり楽しんでいる。
秋晴れの清々しい空に、キンモクセイの香りが流れてくる。 稲刈りの後の、まだ青々としたワラの匂い。 帰りは最寄り駅から歩いて帰宅。 いい散歩となった。
先生との充実した色んな会話がまだ耳に残っていた。
空手を始めたり、運動会の練習で明け暮れたり、長男も色々と忙しい。 ここ何日か、またすこーしだけチックっぽい症状がでている。 環境の変化というのか、長男の心も色々と整理がつかないくらい忙しいのかもしれない。 でも、全部を楽しんでいる様なので、もう気にせず、放っている。 しゃっくりと思えば、思えなくもない位だ。
少しずつ、成長していく子供達の、肌であったり、心であったり、が、 段々たくましく、丈夫になっているのは明らかに分かる。 そして、前にもまして、多少の事にはビクつかない私と旦那も成長しているのだと思う。
まだ5才と2才。 人間、始めたばっかり(笑) 親の私達も、子育て始めたばっかり。
まだまだこれから。 まだまだこんなモン。
2003年09月29日(月)
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