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2002年02月27日(水)
フルムーン

「今日は今年一番に大きい満月だって」

彼に伝える。

ほぼ31万キロの距離が26万キロまで近づくんだって。
こっちからは綺麗に見えたよ。

なんだかその距離考えたら
アタシ達の距離なんてちっぽけなモノに思えてくる。



逢いたいのに逢えないもどかしさで衝突する。


些細な事で喧嘩するけど
結局たどり着くのはそこなんだ。



やきもちも さみしさも いらいらも

すべて。


ずっとずっと我慢して
もぅ嫌だ。
もぅちょっとがんばろう。
って繰り返し繰り返し。


逢うと不思議にそれが消えていく

穏やかな気持ちになれる。


毎日逢えてたらこんな気持ちにはならないのかな。

毎日逢った事ないから。


どうせなら
毎日毎日同じ顔みて喧嘩して笑って
良いところも悪いところもむき出しにして
いい加減嫌だっていうぐらい
彼と居てみたいよ。


一緒にいてもぅ嫌だって


言わせてよ。











2002年02月26日(火)
遠くへ。

月明かりが夜道を照らしています
見えていますか?


二度目の夏です。
2人の誕生日の季節です。

今年も離ればなれの誕生日を遠くから祝ってます。

オメデトー。


毎年誕生日は大勢で騒いでいる
大して飲めもしないのに飲んでしまう
酔っぱらって寂しさから逃れたかった。
みんなと騒いで笑っているけど心は彼を求めていた。

バレンタインもクリスマスも誕生日も
あたしにとってはただ早く過ぎてくれればいい
寂しさとイライラが増すイベイントでしかない。

・・・・・羨ましいだけなんだけど。

ふと見かけるカップル

車の中で笑いあってる人たち
手を繋いで歩いている人たち

何の陰りもなく
誰に遠慮する事もなく

輝いてみえる。


ただ 羨ましくてしょうがなかった。


子連れの家族を見ると目を逸らさずにはいられなかった。
どうしても彼を重ねてしまう。



そんなもどかしさ
彼も感じているのだろうか。


ただ見ない振りをして暮らす日々。


いつか彼と誰に遠慮する事もなく手をつないで
歩く事ができるのだろうか。


2人の事 誰も知らない遠い所へ行きたかった。

ただ遠くへ。

誰も傷つける事もなく
2人笑い逢える日々を願うのは
やはり自分勝手な思いだろう。

それでも いつかの遠くの場所を今日も探している。










2002年02月22日(金)
朗報。

遠く離れた友達から急に連絡がきた。

「今度結婚する事になりました」

良かったね。
その時のあたしには心からオメデトウは言えてなかったと思うけど
それでも明るい笑い声を聞くとこっちまで嬉しくなってくる。
喜びと羨ましさと後悔と。
複雑な思いでいた。

式場を聞いて二度びっくりした。
彼の住む近くなのだ。

断る理由はなく・・・というか急に届いた朗報にだまっていられなくなった。

早速彼に連絡した。

「よかったら 逢える?」

そんなこと・・聞かなくたって時間無理にでも作って逢うに決まってるじゃん。

友達には悪いと思ったけど
あたしの中では「彼に逢う」がメインになってしまっていた。

これで公の理由でそっち行けるんだよ。
まだまだ先の話なのに 2人ではしゃいでいた。

逢える約束できただけで2人は幸せだった。

あと何日で逢える?
なんて まるで遠足が待ち遠しい子供の気分だった。

いつ逢えるかわからない寂しさが少しだけ和らぐ。


春を終え 短い夏が終わると彼に逢える。

この時ばかりは大好きな夏が早く終わってしまえばいいのに。と思った。

「逢いたいな」
が口癖の2人

しばらくは「もう時期逢えるじゃないの」と返事ができる。

もう少し・・・もう少し。

自分に言い聞かせて指折り数える。



頭の隅には逢った後の寂しさを少し思いながらも

それでも今は彼に早く触れて欲しいと髪の手入れを始めている。






2002年02月15日(金)
妄想遊び。

昨日作ったグラタンがいつもより少しだけ
おいしくできたよ。

食べさせてあげる事は出来ないけど
いつかそんな機会がきたときに
おいしい料理をごちそうできるように
今日もキッチンに立ちます。



あつあつのグラタンをふぅふぅいいながら
お気に入りの食器で
お気に入りのテーブルで
2人でたべよぅ。
料理が美味しかった日の洗い物は
あたしへのご褒美として
君にまかせるよ。

キッチンに立つなんて事絶対しない君だろうけど
あたしは容赦しないね。

あたし達のペースで生活していくんだ。

喧嘩も沢山して
でもすぐ仲直りして
彼の好きな魚の話し うっとおしそうに聞いてみたり
あたしの好きなビデオ無理矢理見せたり
同じモノ見て笑ったり 泣いたり
うまくいかなくて嫌いになる事もあるだろうね
大好きと思う瞬間も
そばにいるだけで幸せと思う時も

まだまだ夢を見ていたいんだ。


人に話せばあきれられるぐらいの。


妄想遊びは今日もつづく・・・・・・。






2002年02月14日(木)
One more time

ずっと頼るばかりの彼の存在だったけど


彼に降りかかる苦しみを
少しでも振り払ってあげたいと願う。


だけれども その苦しみが
自ら与えているのだとすれば
どうしたら良いのか解らず

今日もただ遠くから思うだけで
何もできず
動けないでいる。

彼を抱きしめてあげたいと思うのは変ですか?



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

これ以上何を失えば 心は許されるの
どれ程の痛みならば もういちど君に会える
One more time 季節よ うつろわないで
One more time ふざけあった 時間よ

くいちがう時はいつも 僕が先に折れたね
わがままな性格が なおさら愛しくさせた
One more chance 記憶に足を取られて
One more chance 次の場所を選べない

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
向いのホーム 路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに
願いがもし叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことは もうなにもない
すべてかけて抱きしめてみせるよ

寂しさ紛らすだけなら
誰でもいいはずなのに
星が落ちそうな夜だから
自分をいつわれない
One more time 季節よ うつろわないで
One more time ふざけあった時間よ

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
交差点でも 夢の中でも
こんなとこにいるはずもないのに
奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった「好き」という言葉も

夏の想い出がまわる ふいに消えた鼓動

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
明け方の街 桜木町で
こんなとこに来るはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことはもう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ

いつでも捜しているよ
どっかに君の破片を
旅先の店 新聞の隅
こんなとこにあるはずもないに
奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった「好き」という言葉も

いつでも捜してしまう どっかに君の笑顔を
急行待ちの 踏切あたり
こんなとこにいるはずもないのに
命が繰り返すならば 何度も君のもとへ
欲しいものなど もう何もない
君のほかに大切なものなど


−One more time,One more chance 山崎まさよし−




2002年02月11日(月)
昼の向日葵 夜の向日葵

よく通る道に向日葵が咲いてるんだけど
太陽が上がってる時はぐんと上を向いていて
夕日が沈む頃にはぐったり下向いてるんだ
ころころ表情がかわるとこ君に似てると思ってさ。

仕事の始業時間から終業までは
家を空けている間は
連絡を取り合える時。
夕方はそれぞれ別の家に帰る時。

仕事はねてから少しの電話。

「おつかれぇ」

なんて。
離れてた時間を埋める。
疲れてたのにちょっとだけ復活する。
いつも隅にあるのは残り数分でどれだけ2人の距離を埋められるか。

「じゃぁ・・・そろそろ帰るね」

その一言で現実に帰る。

「その・・帰る・・・っていうのやめてよ」

また我が儘を言う。
困らせる。

「戻る?」

「・・・・・・」

なんにせよもう彼は家の手前まで行ってるのだ。
この瞬間の寂しさと諦めの思いは何回経験しても慣れない・・。

「いやだ」

「・・・・・・・」

わかってる。
早く帰らなきゃいけない事も
彼の思いも。

ちょっとだけ困らせてみたかっただけ。

「んじゃね・・・おやすみ ばいばい」

彼が切るまで耳を当てる。
容赦なく機械音が聞こえてくる。

そしてぐったりうなだれる。


誰も知らない向日葵の夜の姿は
ぐったりした重い頭を華奢な茎1本で支えてる
朝まで 太陽が昇るまで倒れないようにふんばって
そしてまた頭をもちあげ 光を吸収する
太陽に決して背く事のないように。

彼に背くことのないように。


そしてあたしは彼の住む街ではみられないような
茎の太い元気な向日葵の写真を送る。
今年も元気に花を咲かせたよ。
青と黄色のコントラストがまた力をくれる。
来年も再来年も毎年送るよ。
あたしが元気で暮らしてる証に。

いつでも昼のひまわりでいられるように。

もうすぐ2人で迎える2回目の誕生日がくるね・・。











2002年02月07日(木)
大人の女?

たまらなく一人で寂しい時
鳴らない電話を眺めたり撫でてみたり

彼との電話の時間は短く感じられ
それでも充電が切れるまで話込んで。
内容なんてたいした事ないんだけど
ただ時間を共有している感に浸るだけで
その間は彼を束縛している事に
嬉しいような悪いような複雑な思いで
それでも少しでも長く繋がっていたくて。
時に我が儘をいって困らせたり。

ある程度の歳になると
昔のように自分の我が儘を押し通せなかったり
やきもちも自分のなかで蓋をしたりしてしまう。
それはきっと大人なんだから
そんな”みっともない”事は恥と思い
知らず知らず避けて通る出来事で。
どこかで自分で壁つくってしまってる事に気づく。
自分ばかりがこんな思いでいるのだろうか?

たしかに今の同居人にはそんな感情はとうの昔になくなり
あきらめなのかなんなのかいつの間にか忘れて口にすることさえなくなっていた
「嫉妬」という言葉。

彼はどうなんだろう。

ある日「やきもちはやくことある?」
なんて聞いてみた。

「さぁ・・どなんだろー」

が彼の答え。

ぁぁそうだよね。
こんな歳になってあーだこーだ言うのはやっぱりみっともない感情なんだよね。

でもね。
ごめんね。
あたしはすごいやきもちやきみたいだ。

こーやって一人でいる時
いろいろ考えちゃうんだ。
今頃家族とどうしてるんだろとか
奥様とはうまくやってんのかなとか。

あたしの知らない世界を勝手に想像して
頭がおかしくなりそうになる。

あなたが女の人の話をするたびに悲しくなる。


でもそれを否定して。
自分の中で否定しつづけて
こんなみっともない部分は彼には知られないようにしなくてはと
大人の皮をかぶる。

こんな醜い部分が破れでたら
彼はあきれるだろうか。
嫌気がさすだろうか。

束縛は愛情じゃなくて自分を守る為のわがままだ
なんて。

これが大人なら

あたしはまだまだ子供なのでしょうか。


時に口をついて出てきてしまう邪魔な思いに
顔が熱くなる。

こんな事いいたくないのに。


「他の女の話・・・しないで。」



あたしの事だけ見ていてほしい



自分がとてもちっぽけな人間に思える瞬間
できれば余裕のある女を装いたいけど
なかなか長続きはしないようだ。






2002年02月06日(水)
いつでも夢を。

「桜が咲いてたよ。」

メールが届く。

こっちはまだ蕾すらなってない。
もぅあったかいんだね。
季節の変わり目で少しだけ距離を感じる。

「いつか一緒に見たいね。」

いつか・・・。
いつかの約束がまた一つ増える。

去年の今頃はまだ逢わないなんて言ってた。
一生逢わないって思ってた。
電話やメールだけでも2人の思いが通じていればそれでいいと。
自分自身に制御かけてた。
きっと逢ったらもっと逢いたくなる。
もっと逢いたくなってそして・・・どこまでも欲が出てくると思った。
これで満足なんて事はないって事
その時すでにわかっていたのかもしれない。

結局は半年後には逢ってしまった。
彼もあたしも限界にきていて
満足する事のない一歩をまた踏み出してしまった。

1年経って逢った回数は3回。
たった3回。
それであたしのすべてわかってもらっとは思っていない。
もちろん彼の事も。
まだほんの一掴みしかわかっていないのかもしれない。

ただわかってほしいのは
遠くにいるけど あたしの今を一番理解してもらおうと
努力しているのは彼だという事。

いいところも悪いところもさらけ出して
ぶつかって それでもまた一緒に笑って
少しずつ2人の事理解しあいたいと思ってる。


「いつか桜の時を南から北まで日本全国旅しよう」

なんて。
夢みたいな話して笑う。
それだけで幸せと思うのはおかしいだろうか。

余計なモノすべてなくして
ただ好きという感情だけで繋がっているあたし達を
歪んでると思う人たちがいると思う。
それは以前のあたし自信であり
もし今がなければ未だにその一人だったと思う。

だけども今は彼と出会って成長している自分が好きでいられる。
いつかいい女になってみせると努力するあたしを見ていてくれる人がいるというだけで何も取り柄のない自分に少しだけ自信をもてる。

今まで付かなかったモノや景色やなにげない事に感動できる

本来もっていたけど忘れていた事に気づかせてくれた彼に感謝するよ。

こんな関係を美化するつもりはないけれど
あたしはこの出会いが自分にとって無駄ではなかった事

伝えたくて今日もここに印ます。






2002年02月05日(火)
祭りの後。

気づいたら 彼と逢う前に綺麗に塗ったマニキュアがそのままだ。
もう剥げてボロボロ。
家事をしてるとそんなのかまってられなくなる。

所帯染みるのがイヤで
気を配っているはずが
こんな所に出てきてしまう。

こんなんで人前に出てたんだ・・・。

すぐ落とす。

なんだか彼と逢ってた時の事思い出して
それまで消えてしまいそうな気になる。

足の爪にも同じ色が塗られてる。
ココだけは消さないでおこう。
誰に見られる訳でもない
自己満足のペディキュア。

彼に逢う前は
髪を綺麗にして
肌に気を使って
爪を綺麗にして
ダイエットして
新しいスカート買って

鏡を見るのが楽しかったのに

逢った後は
バサバサの髪と
剥がれたマニキュアと
瞼の腫れた顔。

鏡を見ることさえ忘れそうで。


この次逢えるのはいつなのかさえわからない。


もっと・・逢えるなら
彼の為に綺麗になるのに。


あてのない毎日
髪を束ねて疲れた顔して
お風呂洗う 
こんなアタシを彼は想像できるだろうか。


こんなアタシを見ても彼は好きといってくれるのかな。







2002年02月01日(金)
2度目の春。

また長い長い毎日が来た。

電話とメールだけの日々。

逢ってた時間 もっとしたいこと言いたい事いっぱいあったはずだけど。
結局できず仕舞いで

逢いたい気持ちとかまってもらいたい気持ち。
言えなくていらいらする。


2人共iモードにしてから
仕事中は何処にいても連絡が取れるようになった。
うれしい反面メールでは相手の声の調子がわからなかったり
なかなか返事がこなかったり
勘違いやすれ違いでつまんない事で喧嘩する事が増えた。

「こんなんだったらメールやめるか。」

そんな事まで言い出す始末。

でもこれのおかげで今まで素直に言えなかった事や
自分の思いを伝えられるようになったのも事実で

「絶対やめたくない」

これがあたしの答え。

数少ない連絡手段を減らしたくない。

楽しくなれるのも
悲しくなるのも
このメールなんだから
上手に付き合っていこうよ。

電話で声が聞けるほうがいいけど。
忙しい彼だから

一番は逢ってちゃんと顔見て話する事だけど。

今はこのちっぽけな機械で繋がっていられるだけでも
幸せと思おうよ。


また桜の季節が来た。

去年と同じ季節を繰り返す。

去年の今頃はこーだったね なんて話せる幸せ。

あっという間な1年だったけど
アタシ達なりに思いでが出来てるね。

まだまだ思いでは増えていくかな。


早く大人になって彼につりあういい女になりたいと願うアタシに

ちゃんとそれを見届ける

と言ってくれる。



自分の意見をぶつければ
きちんと答えを返してくれる。
甘やかすだけではない
時に厳しく反発もしてくる


「相方」

なんてふざけてみたりするけれど
彼はあたしの一番の理解者と思う。


もぅ少しだけ見守っていてほしいと思った春の日。



エンピツ