お気に入り・選抜映画感想日記
daya



 あるスキャンダラスな覚え書き

監督 リチャード・エアー
出演 ケイト・ブランシェット ジュディ・デンチ

孤独な定年まじかな女教師が思いを寄せる、艶やかな人妻でもある美術教師は、生徒と不倫をしていたのだった。

役者が両者よいので、それだけで楽しめました。
ケイトの色っぽさと、デンチのうすら怖さ。

ゲイも歳をとると、悲惨ですな。
特に、男でなく、女は・・・。

とにかく、見ていていたたまれないです。デンチの役のばばあ教師。
それと対照的に、美しく幸せそうで、「馬鹿女」と言ってしまえばそれだけの、嫌な女ともいえるのがケイトの役です。

彼女の母親がぼそっと、「綺麗なだけでやってきた子」みたいな陰口をたたくのですよね。
それがまさにこの美しい女教師なわけで。また彼女自身は、そんな自分が好きで、そして嫌いで、
不全感をもてあます「馬鹿女」なのですが、、、、

馬鹿女 対 哀れな女 ってわけじゃないけど、
いくら、病的とはいえ、私は、デンチ役の方を応援しちゃいましたけどね<笑>
歳食ったモテナイ女のひがみかしら?
世の美しい主婦はケイトに共感するのかしらねぇ??

わりとよく居るタイプかもしれませんね。あのテの女ら。
両者、私は近寄りたくないけど。

ラスト、とりあえず、二人とも納まり、ほっとはしましたが、
お互い繰り返すでしょう。どちらも同じことを・・・。


2009年06月04日(木)
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