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■ エレファント
実際にアメリカ・コロンバインで起こった、高校生2人による、校内無差別銃殺人を元に作られた映画・・・。すごく、話題になった作品です。
役者のセリフは、ほとんど、アドリブ。 それも、ストーリーのための、セリフではなく、それぞれの関係・キャラを浮き出す程度のセリフしか、使われていない。 だいたい、ストーリーらしきものも、ない・・。
淡々と描かれる、ハイスクールへ通う、生徒達の一面・・。 その中の2人の生徒に、さりげなく計画され実行された銃撃・・。
ドキュメントではないが、 実際に起こった事件の、不可解さ、未解決の結果が、上手く表現されていた。
だいたい、思春期の犯罪は、社会的には解明されない動機なき犯罪が多いのだけに、その点を考えると、この作風は、大成功だったかなと・・。
ひたすら、見る側に、強い問題意識を与える。
銃による犯罪や暴力は今も続いている。 動機はあいまい・・ 事件は未解決。
そんなメッセージが、びんびん伝わってくる。
ラストは印象的。 クレジットが完全に消えるまで、目が離せなかった。 じーーーーーーーーんと魅入ってしまう・・。 いやちがう・・・考え込んでしまうだ。<苦笑>
2005年01月14日(金)
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