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■ 乙女の祈り
思春期の危うい、女学生2人は、 ラスト、うざい母親を殺してしまう。実話。
なんとなく、「ゴースト・ワールド」みたいな感じかな・・・。 どちらも女の子2人のキャラがいい。
いやいや、最後に、母親殺してしまうんだから、そんな軽い話じゃないんだけど。
ケーブルテレビの予告では、「幻想的に描く・・」とか言ってます。 監督は、「ロードオブリング」の人なので特集でした。 確かに、<観てしまう>作品。
女の子同士の、親友が、あれやこれや、2人の世界をつくり はしゃいだり、あそんり・・ちょと、同性愛風だったり、お互いの両親はそれをうさんくさく思うわけですが、上手く描けていました。
なんで、母親を殺してしまうか・・?
そこの処は、大人たちから見れば、もちろん私がみても 「うそぉー!!」なのですが、 なんとなくに、解かるのですよね・・と言うか、「わからない」のが よく解かるのです。
学校・家庭・社会・に違和感を持っている思春期の乙女が 理解できる相手を見つけて、はしゃいじゃうのよね・・・。 徹底的に・・・。 この話の場合、一人が、「結核」になってりもするのですが・・。
もちろん、うざいからって親を殺すのは、よくないですが、 こーゆー同性の友人関係って、一時期は誰にもあって然りで、 理解できる友人を持てない事の方が、誰かと世界を共有できないことの方が 問題だわな・・・とかも思ってしまう。
もう、私達の世界が、すべて!って時期あるものね・・。
しかし、思春期のとっぴな問題行動、殺人とか自殺を扱った作品って 綺麗に幻想的に楽しげに・・・そしてラストは、悲惨な結末。 なぜに、そーなったかは、説明しない。わからない。
ってパターンが多いよね。。 なんか、お決まりのパターンぽいけど、観る側を納得させるのは 難しいかも。。
その点、なんとなく納得できたので、優良作品だろうと。
ヴェネチア映画際銀獅賞受賞。
2004年09月10日(金)
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