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■ 北京ヴァイオリン
北京ヴァイオリン チェン・カイコ−監督
ヴァイオリンの演奏者として成功させたい父親が、親子で田舎から、なけなしの金を持って北京に上京してくる・・。
噂では、聞いていましたが・・感動!! 涙。涙。涙〜〜〜。
ヴィオリンの音楽がすごくいいのと、 演奏とラストシーンの追い込みが、迫力満点! どどどぉーーーーんと、涙を溢れさせます。
とにかくラスト、駅のシーンは、息子のおいたちの回想もまじえて、 「やったね!」おみごとでした。って感じ。
この田舎者の父親だけど、一見、いかにも中国人風で、慇懃無礼、 息子の成功なためなら、なりふり構わず、媚を売る 単なる「ステージパパ」かと思えば、 いやいやいや・・違うんだこれが。 今さら、ネタばれってことでもないけど<もう旧作ですので> 実は、息子は捨て子で、所持品であるヴァイオリンから、 「もしかしてこの子は、音楽家の子どかも・・?」 と言う、使命感もあっての行動。 こんなに息子を愛していながらも、義父として謙虚さも持ち合わせているんだなぁ ・・彼は。 とにかく、いい親父さんなんですよ。 やたらに、金を受け取らない「清さ」「尊厳」も持ち合わせていて かたくなに、息子の幸せをいつも考えているわけさ。。<涙>
この辺の、事情が、うまーーーく、配役・演出・セリフにさりげなく現されていて なかなか「上手い作品」です。
脇役の、あこがれの「派手なねーちゃん&その彼氏」・「おちぶれた音楽家」 「ライバルの生意気な女の子」・「音楽院の教授」も、 ドラマの中で、すべて「活きてます」。 脚本がいいんだろうね・・。
主演の男の子も、さりげなく・素人っぽくてよいでした。
ルックスで言えば、派手なねーちゃんの、彼氏がいいなぁ〜<笑> 若い頃の、浜田光男みたいで・・あははは♪
父子愛のドラマなんだけど、音楽や芸術は、競うものでも、 観客を征服するものでもなく、「愛」なんだぁ〜なんてしみじみ 思いましたわ。
それにしても結末は・・・ 主人公は、演奏家になれるのかな〜 才能あるのにもったいない・・コンクールは?・・とか、 欲得計算高い私は気になります。あはは〜
田舎で、親父とおちぶれ先生と仲良く、演奏家してればいいんだけど・・。
最近、ビデオでヒットがなかったので、 久々の、秀作でした
私は満足♪
2004年05月04日(火)
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