|
|
■■■
■■
■ ビック・フィシュ
ティム・バートン監督 ユアン・マクレガー
御伽噺の様な、「体験話」を聞かせる父親。 子供のころはそれが大好きだった息子も、成長するにつれ、 「ほんとのことは?親父って何者?」と、親子は疎遠になっていった。。そんな息子が、父親の臨床時に対面・・「お伽話」に再び触れる・・・。
ティムだし、予告もよさそうだし、すごく期待していました・・
なんか、あたりまえにまとまりすぎていて、ちょっと不満・・ でも、まあ、最後は、ぽろぽろ泣いたりして、プチ感動ぐらいは味わえたかな?
父の語る、「体験談」が、ドラマとしていっぱい出てきます。 その辺のシーンは、いかにも、ティムらしく、綺麗で幻想的。 楽しめます。 でも、もっと荒唐無稽で、はちゃめちゃの方がよかったかな・・。
この父親役、若い頃の役は、まあユアンでいいんだけど、歳とってからの役者が まづあんまりよくない・・。中途半端な感じ。
うちの父も、よくこーいった「ふざけたホラ」を吹く人でした。 「大鵬の弟だ」とか「陸軍大尉」だったとか<笑> 私は、ふんふんと聞いていたけど、兄はいやがって「ばかじゃねーの!」とか 言ってたな〜・・・。 なんか故父を思いだし、胸キュンしましたよ・・・<泣>
でも、ドラマでは、父の話はまるっきり「うそ話」でもなく、ちょっと脚色ありって感じで ほんとうの体験からなる話だったことを匂わせて終わるのですが・・・
実際に「した事」は言わないのです。息子が探り当ててわかるのですが・・ これが、なによりもすごくいい事なんですよね〜 それは大変「立派な事」なのです。
なので、 このお父さん、端に自慢話や、ホラだけで「話」をしていたわけじゃない。 きっと、その場その場で、「ほんき」で、「エネルギッシュ」で、 すべてを肯定的にとらえて楽しく生きてきた人なんでしょう・・。
事実なんてどーでもいいじゃない。 楽しい方が・・・。 だいたい、「体験談」なんて過去の事なんだから・・・。
実際の親子関係がどんなだったかは、全然わかりませんが、 今どきの、マイホームぱぱとは、ちがうだろうな・・ とにかく、魅力的な人だったんだと思いますわ。
なので、なおさら、役者がぁ〜〜・・・・。不満でした。
2004年04月10日(土)
|
|
|