恋愛日記



 一箇月。

記念日です。
男の人が記念日を大切にしてくれるのってなんだか
くすぐったい。
真白い鳥毛で柔らかく肌を撫でられているような。

緩やかな幸せ。

あたし:最短3日 最長1年
彼  :最短半日 最長半年
そんなカップルが迎える
1箇月目って特別なんです。


驚くくらい自然に、彼がいる日常を過ごしていて、
瞬く間に半身ともいえるべき親密な存在になった。

それは時が止まっているようで
一日一日、刻は過ぎていくのに
時間の流れなど感じさせない程
気付けばいつも隣に貴方がいた

他の人が知らないような貴方を見て
誰に言えるでもないあたしを見せて

二人でいるときだけが蜜月なの
掃除をして洗濯をして料理して
テレビを見て歌を歌ってそして
何をしていない時すらも貴方の
側にいれることだけがあたしは
こんなにも幸せだっていうこと

粗雑な仕草や倦怠な態度を出しても
怒るのも嫉妬するのも、厭わないよ

それがあたしで貴方で、二人一緒にいるということ。
だから心置きなくあたしは在りの侭の自分を出せる。


これが愛というのなら、
今まであたしは何も知らなかった。
恋愛ごっこでしかなかった。

これからもよろしくね。

2006年11月10日(金)
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