恋愛日記



 嘆。

何で、欲しい言葉をくれるのが寛なんだろう。
辞めていいって、肯定してくれる、安心する言葉をくれるのが貴方なんだろう。

それはきっと、何を言っても
もう自分の負担にならないから。

あたしの想いを汲み取って、一番したがっていることを言葉にするだけで、
その後に選んだ選択は、自分にとって影響のないことだから。

そう考えたら涙が出た。
あたしが怖がっている事は寛にわからないけれど、
逃げたがっていることはわかるだろう。

手を貸してくれることはあっても、手をとってくれることはないんだね。
それは付き合ってた頃もそうだった。

確かにあたしも、寛も、違う人間だから違う人生を生きて、生きるわけだけど
それが重なって、お互い一緒になることを考えていなかったから
その言葉が出たのかな。



昌也君の言葉を呑んで
行動に移すのは、何をするにも勇気が要って
あたしはその度に足が竦んで立ち止まりそうになるけど

励まして、叱って、泣かせてくれる胸があるから
歩んでいける。

それは本当に苦しくて、辛くて、痛い茨の道だけど








頑張れる自分を見つけられるの。

2006年11月06日(月)
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